落日(湊かなえ)感想と考察

時間がある時に図書館をぶらついて、興味を持って借りた本です。
湊かなえさんの作品は好きなものが多く、一気見してばかりです。
落日も、例にもれず一気読みしちゃいました。

ただ、面白さで言うと…「告白」の10分の1くらいの感覚でした、もちろん私個人の意見です。
ミステリーとしてのネタ晴らしの部分にちょっとだけ不満アリ、という感想です。

途中から落ちが読めてしまったことと、その落ちが思うほどの感動を得られなかった点…爆発しきれなかった点が不満でした。
読み手としての私のコンディションもあるので、作品どうこうじゃないかもしれませんが。

そしてタイトルの落日にしても、ストーリーのどの部分にかかっているのか、わからなかった。
もちろん、私の読解力の低さ故ですが…
青い金文字入りのマグカップも、なぜ??のまま終わってしまった。。。
ネタばらしされていたにも関わらず、「で、なぜ?」となってしまいました。

ただ、絵が思い浮かぶほど、海に溶け出す日の入りは、実際に見てみたいなというきれいな描写がされていて、そこは圧巻でした。

冒頭急に虐待の話から始まり、重たーい雰囲気のままいつの間にかストーリーの根幹に触れていく感じで、するすると読み進められました。
ミステリーの謎解きの結果、犯行理由があまりにもひどかったため、悔しさも相まっています。
この話のハッピーエンドが読んでみたかった。
幸せな結末を見たかったなと言うやるせなさが大きく残った作品でもありました。

私は告白が好きすぎて、湊かなえさんの作品全般好きでよく手に取りますが、ついついいつも告白と比べて、
「うーん、告白には及ばないな」となります。
結局告白が王者なんですよね。

感想・レビュー

コメントする

目次