「保育園落ちた!日本死ね!」
いきなりこのようなパンチの効いたワードを出してしまい、すみません。
「保育園落ちた日本死ね」はかなり話題になったフレーズなので、耳に新しい方もいそう。
昨今の日本は、共働き世帯が圧倒的多数。
保育園に我が子を預けたいという家庭が多くなっています。
それに反して、「保育士不足」「待機児童問題」などの問題が深刻化し、
「入所を希望する保育園にはなかなか入れない」というのが現状。
「1億人総活躍」と言われても、現実には「保育園に我が子を預けられない」。
「子育てをする女性は社会で活躍できないじゃない!」と、思う女性も多いでしょう。
そんなママの気持ちは良く分かります。
保育園に落ちたら、仕事に復帰できないって焦りますよね。
でも安心してください。
そんな事はありませんから!
今回は、保育園に入れなかった時でも仕事復帰を果たせる方法を、具体的に紹介していきます!
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保育園の選び方に問題あり?
子どもを保育園に預けるということは、きっとママは
「仕事復帰がしたい」と考えているはずです。
認可保育園は、子どもを預けるためには「就労」が絶対条件。
(認定こども園には少し例外があります)
保護者の側でも保育園を選ぶ時に、いくつかの条件をだしますよね。
- 職場から近いところ
- 家から近いところ
- 残業になっても延長保育してくれるところ
- 上の兄妹と同じところ
しかし「入所を希望するなら、ここしかない!」と条件を絞りすぎた結果、
保育園に落ちたってのも、よくある話。
そんなときどうすればいいでしょうか?
保育園に落ちた!だけどスグに働きたい!!
保育園の入所申し込みは、一度落ちたからといって「もうダメ」という事はありません。
預け先のクラスの定員割れを待つ。
つまり、「空き」が出れば順番で入所できる可能性があるのです。
なので、その空きを待ちながら、働くという選択も考えられます。
しかし、何度も言いますが、働くためには我が子を預けなければなりません。
そこで、希望の保育園に空きが出るまでの間は、一時的に別のところに我が子を預けることになります。
保育園が空くまで、我が子を預ける保育施設”]
- 小規模保育園
- 認可外保育園
- ベビーシッター
1.小規模保育園
お子さんが0歳児~2歳児であれば、認可保育園ではなく「小規模保育園」がおすすめです。
小規模保育園というのは、0歳児から2歳児までの乳幼児を預かる施設で、
待機児童の中で最も多い、この0歳児から2歳児の受け皿拡大を狙った施設です。
なので、入所できる可能性も十分にあり、今では施設数もかなり増加してきています。
肝心な保育料は、小規模保育園は「認可保育所等」に定められているので、
認定区分と親の所得によって定められます。
つまり小規模保育園は、認可保育園の保育料と同じ料金設定になるということ。
希望する保育園の空きを待ちつつ、
認可保育園と同じ保育料&保育サービスが受けられる小規模保育園に預けることが出来れば、
3歳児までは安心して働くことができるでしょう。
又、その小規模保育園に「連携園」があれば、
3歳児以降も優先的にその連携園に入園することができるのです。
2.認可外保育園
「認可外」という位置づけになるので、入所希望は保育園に直接行う必要があります。
(認証保育園とも言いますよね)
「認可外って、あまり良い噂を聞かないから不安…」と思われるママも多いのですが、実際はそうではありません。
認可外保育園は、「国の基準」にとらわれずに営業できるため、子どもの人数に対して十分な保育士を配置していなかったり、ニュースで流れるようなイメージも払拭できませんよね。
しかし逆に、「国の基準」にとらわれないゆえの、のびのび保育や個性的な保育が可能!
認可外保育園のメリット
認可外保育園のメリット”]
- のびのびとした自由な個性的な保育方針が可能となる!
- 開園時間が認可園に比べて長いことが多い。
- 入園・退園までの手続きもスムーズ!
地域住民が憧れるような素晴らしい保育を行う認可外施設も、多く存在するんです!
又、自由な運営方針から、開園時間が認可園に比べて長いなど、
働くママにとってのメリットも多くあります。
希望する認可保育園の空きが出て、入所内定の通知が来た瞬間に、
「退園する」という決断がしやすいのも、認可外施設ならではのメリットです。
認可外保育園のデメリット
認可外保育園のデメリット”]
- 保育料が独自に設定されるため、すごく高いことがある!
そんな認可外保育園の保育料は、認可園とは異なり、保育園独自で設定されます。
様々な認可外保育園で比べたときに「高い」と感じる園と
「安い」と感じる園があるのも事実です。
しかし、保育料の設定の仕方としては、年齢が低い程高く、
年齢が高くなるにつれて安くなっていくので、
我が子が年長や年中という年齢であれば、
驚くような高額にはならないのでご安心ください。
3.ベビーシッター
「待機児童問題」が進む中、ベビーシッターの利用者数は増加傾向にあります。
「自宅にベビーシッターを招いて我が子の世話をしてもらう」
というのは、安心感もあれば、不安感があるのも事実です。
↓↓関東近郊や首都圏で人気のベビーシッターサービスで有名なのは、ル・アンジェ。HPは以下から!
ベビーシッターってどんな人がなるの?
ベビーシッターは、ほとんどが「保育士を引退した人」です。
上のル・アンジュでは、80%が子育てor保育士経験者という素晴らしい数字!
元保育士という肩書きなら、預けることへの抵抗も少しは無くなるのではないでしょうか?
実際にベビーシッターを利用する際は、
直接会ってその人の雰囲気を事前に知ることもできます。
ただしベビーシッターでネックなのは、料金の高さです。
ベビーシッターの相場は、1時間1,000~4,000円。
病時保育や時間外保育、タクシー移動の場合は交通費も支払わなくてはなりません。
これを毎日続けるのはかなり困難。
毎日これを続けるくらいの金銭的余裕があるのであれば、
「働かない方が良いのでは?」とも思っちゃうくらい(笑)
- 短時間勤務
- 職探しの面接の時など
- 子どもが急病で、認可外保育園などに急に預けられなくなった時
高い…
けど、一度利用したら、その利便性に何度でも頼みたくなっちゃう素晴らしさもあります。
↓↓いざというときのために登録だけでもしておきたい方は、以下のリンクから!
幼稚園を考える
また、そもそも論点から外れているかのようですが、
幼稚園を視野に入れてみてはいかがでしょうか?
幼稚園の預かり時間は9時~15時と短く、そもそも働くお母さん向けではない印象。
行事も多く、年少の頃は午前保育も多いです。
ただ、週に2~3日のパートくらいならば十分就労が可能。
夫の扶養範囲内で働きたいという方ならば、幼稚園でもいけるかもしれません。
幼稚園によっては延長保育がある所もあり、
場合によっては保育園並みに預かってくれることもあるため、
保育園に落ちた場合は近隣の幼稚園も当ってみてはいかがでしょうか?
なぜ、保育園に入所が出来ないのか?!!
そもそも、なぜ保育園に落ちるってことが起こるのかを説明します。
「保育園に入れなかった」という人のほとんどが、
「認可保育園や認定こども園」で「自宅や職場から近い場所」
ということを預け先の保育園に求める条件にします。
普通に考えればそうですよね!
毎日の送迎があるとなると、自宅や職場の導線に保育園がある方が断然楽。
認可保育園や認定こども園というのは、国が定める基準を全てクリアしている施設なので、人気も高い。
入所希望届けを出す際、入所を希望する施設を「第一希望」から「第三希望」まで記入することができます。
(地方自治体によっては「第六希望」まで記入できる所もある)
この時に「万が一、第1希望に入れなかったら…第2・第3希望には、確実に入れそうな保育園を書いておこう」
と思う人が少ないんです。
多くの人が、好条件の保育園を希望し、通らず。
⇒結果どこの保育園にも入れなかったとなるのです。
大体が自分の条件に合う保育園にのみ希望を出すので、
「希望が通る」か、「希望が通らない」の二択になってしまうのです。
せめてちょっとだけでも妥協して、第二希望、第三希望くらいは、ちょっと不自由でも確実に入れそうな園を選んでみてはいかがでしょうか?
さいごに
保育園に入るための、各家庭の「条件」こそ、保育園落ちた!の原因になっていることが多いと知って、どう思いましたか?
入園への道を狭めている条件を緩やかにして、我が子を保育園に入れて安心して仕事をするために、上記に紹介した「別の道」もぜひ、模索してみてくださいね。
保育園に落ちたらどうする?まとめ!”]
- 小規模保育園、認可外保育園、ベビーシッターなどを利用して、認可保育園の欠員が出るのを待つ!
- 9~15時くらいの短いパートタイムであれば、幼稚園という選択肢もある。
- 認可保育園の入所希望所に、第一希望のみではなく、ちょっと不自由でも第二第三希望も書いてみよう。
「保育園落ちた!日本死ね!!」というフレーズは、かなり衝撃的でしたよね。
国会でも取り上げられたくらいで、そこから保育士事情や
保育体勢がガラッと変わったと言っても過言ではありません。
働くママやパパが仕事に就労しやすい保育園環境が進むことを、願うばかりですね。
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この記事はこの方に監修していただいております。