幼稚園の面接の服装、カジュアルでいいのか不安になりませんか?かといって、入園式並みのフォーマルを着ていくのも違うような…
今回は幼稚園の面接の服装に迷っているママのために、保育士サイドから「面接時の服装」について語らせていただきます。
そもそも幼稚園の面接って何をみられるの?というところから、以下をよんで一緒に学んでいきましょう!
幼稚園の面接って何?
- 入園希望者の多い幼稚園では、面接を行い合否判断材料にすることが多い。
- 幼稚園の面接で見られるのは、子どもよりもむしろパパ・ママの言動の方である。
子どもを保育園に預けるためには、認可園であれば役所で手続きを行い、「入園」となりますよね。が、「私立の幼稚園」となると保育園とは異なり、「面接」や「考査」などがあります。
「えっ!?幼稚園に入園するために面接があるの?」と思う方もいるでしょうが、全てではありません。
私立幼稚園の中には「早期教育」といった独自のカリキュラムを取り入れていたり、そのまま有名小学校までエスカレーター式で入学できるシステムなどがあり、倍率がとても高い私立幼稚園もあるのです。
そうした有名・人気の幼稚園は、面接をして合否判断の材料にすることが多いんですよ。
「面接」といっても、それに望む子どもはまだ5歳。
- 自分の名前を言える、
- 質問に答える、
- 時間内座れているか、
くらいしか見られません。
むしろ重要なのは、子どもよりも父親や母親の態度や言動になってきます。
みられているのはパパやママの方、といっても過言ではありません。
なーんていったら、幼稚園の面接を控えたパパママがガタブルになっちゃいそうですが、ご安心ください。
愛情こめて育てていることが伝われば大丈夫ですから!
基本的、最低限のチェックポイントとしてママの服装もネックになってくるため、今回は私立幼稚園の面接に望む際の「母親の服装」について紹介していきます。
カジュアルな服だと合否に関わるかどうかも、保育士観点からお伝えしていくので、参考にしてください!
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幼稚園の面接の服装【母親編」
私立幼稚園の面接の際、母親の服装で意識することは「手を込みすぎず、手を抜きすぎず」です。
私立幼稚園にも「地域の幼稚園」だったり、「お受験幼稚園」のような校風な幼稚園もあり、それぞれで適した服装も異なります。一律に「幼稚園の面接の時、母親は○○のような服装が良い」とは言えませんが、
「面接するのは子ども何だから、私達の服装なんて何でも良いでしょ!」
という気持ちで、普段着やラフな格好で参加するのは、
評価を下げるだけでなく失礼に思われることもあるのでおすすめできません。
やはり、人の第一印象というのは「見た目」から入りますので、ある程度身なりを整えてから参加すると良いでしょう。
じゃあ、その「ある程度の身なり」ってどの程度のことをいうのか、もう少し詳細に渡って以下にお伝えしていきますね。
カジュアルだと面接の合否に関わる?
私立幼稚園の面接で母親がカジュアルな格好で参加したからといって、必ず不合格になるということはありません。
だからといって、ジーンズにTシャツといういでたちでは、さすがに幼稚園の面接ではNG。
「カジュアル」の定義は幅広く、一概に「カジュアルな服装はダメ」とは言えませんが、面接に適していない服装で参加することで、担当者や保育士から以下のような「悪い印象」を受けてしまいます。
- 「保育料が払えないのでは?」と思われる
- 子どももだらしないと思われる
- マナーが悪いと思われる
「保育料が払えないのでは?」と思われる
幼稚園に通うことで毎月、「保育料」を納めなければなりません。私立幼稚園は保育料の設定は各園で行うので、料金はピンからキリまで。「お受験幼稚園」ともなると月数十万円なんて料金にもなります。
面接に来た時の母親の服装がジーンズにTシャツだったり、普段コンビニに行くような格好だった場合…
「毎月の保育料は払えるのか?」と疑問を持たれてしまう可能性があるのです。
せっかく子どもが頑張って自己紹介や質問に答えても、母親の服装一つで「不合格」という結果になりかねません。
子どももだらしないと思われる
母親の服装がだらしないことで、子どもも「だらしない」という印象を受けてしまいます。
Tシャツにジーンズを「だらしない」というわけじゃなく、その場に適した服選びをする努力を「怠った」と見られるケースについてのお話です。
幼稚園の面接・担当者や保育士は、面接時にその子が入園した後の生活などを想像します。
面接に適さない服装の母親から、
- 「入園後も着替えや生活に必要な用具の忘れ物も多いのでは?」
- 「この子は衣服の着脱、排泄、食事面は大丈夫なのだろうか?」
という想像をされてしまう可能性があります。
幼稚園は保育園とは違い、「生活を教える場」ではなく「教育の場」なので、ある程度のことが自分で出来ないと思われてしまうと、不合格になることだってあります。
「親は子の鏡」という言葉があるように、「たかが面接」と思わず、身なりを整えましょう。
マナーが悪いと思われる
幼稚園の面接会場に、普段買い物に行くようなラフな服装の母親が入ってきたときに、担当者や保育士が第一に感じることは「違和感」です。
この違和感は、面接会場の雰囲気と母親の格好が適していないことで生まれます。
こうなってしまうと、そのお母さんに対する第一印象は、「マナーの悪い方」です。「いや!幼稚園に通うのは子どもなんだから、私がいくらマナーの悪い人と思われたって良いじゃん!!」
と思う方もいるでしょうが、その考えは大間違いです!
先程も言いましたが、やはり「親は子の鏡」なんです。親の印象は子の印象に繋がるんですよ。
仮に入園したとすると…保育士や園長は、マナーの悪い(と、面接時の服装からそう判断することのできる)保護者とこれから接していかなければなりません。
などと、頭の中では「この母子が入園したとき」を想定している面接の担当保育士が、普段着母子を合格にする可能性は…低くなると考えていいでしょう。
ここまでで分る通り、私立幼稚園の面接は子ども以上に、親の「印象」が大切なのです。
ちょっとの汚れを気にせずにいられるリーズナブルさも魅力
一般的に多い母親の服装は?
私立幼稚園のタイプ別に、世の母親がどのような服装で面接に望んでいるのかを紹介します。
- お受験幼稚園…気品のよさ、上品、社会性、協調性が大切
- 地域の幼稚園…ジーンズ・カジュアルOKだが、パンプスやアクセ・カバンにきちんと感・清楚感を出すことが大切
お受験幼稚園
名の知れた名門私立幼稚園の面接の場合、「きちんとカジュアル」も避けたほうが良いでしょう。名門私立幼稚園ともなると遠方からも受験をする子がいたりと、受験者の親たち全員が気合が入っており、競争率もかなり高いです。
派手すぎず、地味すぎず母親に求められるのは「気品の良さ」です。
この「気品の良さ」を演出する服装が、膝下丈のスカートスーツやワンピースなどの「お受験スーツ」コーデです。実際に幼稚園の面接時にこの服装の母親はとても多いです。
スーツの色は黒だと葬式などを連想させてしまうので「濃紺」がおすすめ。濃紺は、気品の良さに「上品」をプラスしてくれ、更に「女らしさ」もアップしてくれます。
しかし、競争率が高いからといって派手派手ゴテゴテに着飾って、目立とうとするのはNG。
面接では保護者間の「協調性」や「社会性」も見られている場合があるので、決して「一人だけ目立つ」ということはやめましょう。
地域の幼稚園
「家の近くだからこの幼稚園にしよう」という理由で、私立幼稚園を希望する方もいますよね。
うちもそうです笑。遠い保育園にあたるよりは、近くの延長保育ありの幼稚園の方がいい場合もあるんですよね。
名門ではなく、近所の子どもが通うような私立幼稚園の場合は、「お受験スーツ」コーデだと、逆に浮いてしまいます。
近所の幼稚園となると自転車で来園する方も多く、デニムスタイルの方も多いです。
デニムを履く場合は白シャツに黒のパンプス、黒のバッグを取り入れるなど、デニムスタイル+フォーマルの小物をアクセントにして「ラフさを出さない」ように注意しましょう。
他にも、膝丈のワンピースに、レギンスを合わせた「良いママ風」コーデも一般的でGOODです。
幼稚園の面接にジーンズで来る人はいる?
お受験幼稚園では見かけませんが、近所の幼稚園の面接だと、ジーンズスタイルで来園する母親もいます。
しかしその多くは、すでに兄弟児が在園しており、園長や保育士も母親のことを知っているというパターンです。幼稚園との信頼関係がすでに出来上がっている母親だからこそできる、ラフスタイルなんです!
そしてたとえジーンズをはいていても、トップスは白シャツでフォーマルカバンなど、いつもと違う清潔感をしっかりと体現しています。
ジーンズをはいてきたとしても、近所のコンビニに出かけるようなだらしなさではないんですよね。
ジーンズで来た母に対する保育士の印象
初見の母親が、お受験幼稚園の面接時にジーンズ、ラフスタイルで来た時には、
正直良い印象は受けません。
- 「社会性が欠けている」
- 「非常識」
- 「今後の関わり方に悩む」
入園後に直接母親と関わることの多い保育士は、こういった印象を受けてしまいます。
自分が就職の面接を受けに行くときの感覚と、子どもの面接に同伴するときの感覚というのは、「同じ」か、むしろ子どもの面接の方が気を使うくらいで考えると、
おのずと見にまとう服にも緊張感が出るのではないでしょうか。
幼稚園の面接に行くときには、そのくらいの緊張感で衣装を選んでみてくださいね!
地域幼稚園ならばもうちょっと気を抜いてもいいかもしれません。
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まとめ
- 倍率の高い人気幼稚園には、合否判断のための「面接」が行われることが多く、親子で赴く。
- 幼稚園の面接の時に見られているのは、子どもよりも父・母の言動や服装である。
- 面接をするのは子どもだから、親はどんな格好でも関係ないという考えは大間違い!
- 面接に適していない服装でいくと、「保育料が払えないのでは?」「子どものマナーは?」などと悪い印象をもたれる可能性がある。
- 親は子の鏡である、という観点から、親の服装で子どもの評価も上下することがある。
- 「お受験幼稚園」では濃紺などの上品で気品のあるフォーマルスーツがおすすめ。
- 「地域の幼稚園」では、ジーンズOKだが、ブラウスやパンプス・カバンできちんと感を出すことを忘れずに!
私立幼稚園に子どもを預けるためには、認可を受けている保育園とは違い、親子で「面接」が必要になります。この面接では子どもの自己紹介や行動なども見ますが、一番は保護者の「印象」。
その印象を決める一番の要素は保護者の「服装」で、ラフすぎたり、着飾りすぎると担当者や保育士からの印象を悪くしてしまいます。
- 「お受験幼稚園」…膝下丈のスカートスーツやワンピースなどの「お受験スーツ」コーデが一般的
- 「地域の幼稚園」…デニムに白シャツ、黒のパンプス、黒の小物を取り入れた、ラフすぎない「カジュアル」コーデや、膝丈のワンピースに、レギンスを合わせた「良いママ風」コーデなどが一般的
入園後に保育料の滞納などが続いたりすると、幼稚園経営にも影響がでてくるので、幼稚園側は「教育方針に賛同してくれるか」「保育料をしっかりと払えるか」など、真剣に見極めてきます。
なので、少しでも良い印象を与えるためにまず出来ること、「面接の時の服装」を意識してみましょう。
この記事はこの方に監修していただいております。