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日本の小説
熱源(川越 宗一)感想・考察
熱源は、樺太や北海道のアイヌ民族を中心とした話し。162回直木賞受賞作品で、実在の人物が数人出てきます。時代は1867年ごろから1945年の、第二次世界大戦の終戦時まで。日本やロシアに翻弄されたサハリンの様子が、臨場感もって描かれています。 よっし... -
日本の小説
成瀬は信じた道を行く(宮島未奈)感想・考察
「成瀬は天下を取りに行く」の第2弾です。(→成瀬は天下を~の考察記事はこちら)作家さんに失礼に思われたくはないので、あくまでも褒め言葉ととっていただきたいのですが、「しんどい純文学とか読むのダルイ時に選ぶ本」的な感覚で本屋で手に取ってしま... -
日本の小説
心淋し川(西條奈加)感想・考察
第164回(2020年下半期)直木三十五賞受賞作です。なんとなく、江戸の下町の汚い川のほとりに生きる、どちらかというと「人生に失敗した人たち」の悲惨な人生を思い出す話しかな?と思って読んだら、その通りでしたwww 江戸の町の情緒あふれる描写の中... -
日本の小説
成瀬は天下を取りに行く(宮島未奈)感想・考察・ネタバレ
何度も何度も本屋で見かけて、買ってしまいました。面白かった!どこの本屋さんも推せ推せなのがわかります。読みやすさも抜群だし、主人公のインパクト、魅力というか、強烈な個性が好ましく思えました。 成瀬は主人公の名前ですが、この主人公がとにかく... -
自己啓発本
フラニーとズーイ(サリンジャー)感想・考察
サリンジャーが「バナナフィッシュにうってつけの日」という小説で書いたグラース家の別の兄弟のお話です。「ライ麦畑でつかまえて」を除いて、世界で二番目に有名なサリンジャーの作品と言えます。「だから何が言いたいの?」というサリンジャーの世界観... -
日本の小説
号泣する準備はできていた(江國香織)感想・考察・ネタバレあり
私は実は、江國香織さんがあまり好きではなかったんです。「ザ・モテて来た女」って感じがして、自分がそうではないから引け目もあり…「はいはい、非モテの私には知らない世界ですよ」って感じで遠ざけていました。 今回も、江國香織らしい、強くて旅好き... -
純文学
人間失格(太宰治)感想・考察
「人間失格」は、太宰治さんが完成させた最後の長編小説でした。 そのため太宰さんの「自伝」「遺書」と言われることの多い問題作で、多くの愛書家に好かれています。芸人で作家の又吉さんも大好きだと言っていますよね。取り扱いが難しい作品でもあります... -
日本の小説
ノルウェイの森(村上春樹)感想・考察
村上春樹さんを村上春樹さんたらしめた名作。一気に読み切れる面白さなのに、要所要所で「??」と春樹ワールドの空気が読み込めずに置き去りになる部分もあり。そっか、この世界ではこれが普通なのか。異世界の(春樹ワールドの)住人はこんな思考なんだ... -
純文学
斜陽(太宰治)感想・考察・ネタバレあり
太宰治の「斜陽」は「華族の女性が落ちぶれていく物語」として有名ですが、かず子はそうではありません。 明治・大正・昭和の時代を生きてきた太宰治という作家の時代においては確かに「華族の姫が落ちぶれていく物語」に見えたのかもしれません。 しかし... -
日本の小説
そしてバトンは渡された(瀬尾まいこ)感想・考察・ネタバレあり
4回苗字が変わって、7回家族形態が変わった女の子のストーリーなのですが、この子がふわっとしててものすごくかわいい!2019年本屋大賞を受賞した作品です。複雑な家族構成の闇を一切感じずにすむんですよ。読んでみると、まぁまぁ複雑な話しなんですが、...
