子どもの運動の好き嫌いは、親次第です。
「うちの子、帰ったらユーチューブばっかり見てる…ソファから一歩も動かない」
そう嘆いてるママに朗報!
ちょっとの工夫で身体を動かすの大好きに、変身させることが出来ますから!
保育現場で園児の様子を見ていると、
- 活発に走り回る「動」の活動を好む子、
- 大人しく座って遊ぶ「静」の活動を好む子、
というのは極端に分かれます。
運動が「好きな子」と「嫌いな子」に、きっぱりとわかれるってことです。
「運動」に興味を示して積極的にチャレンジすること、そうでない子がいるということ。
「これは性格の問題!」と、
簡単に片付けるママもいるのだけど、実は違うんです。
今回は家庭でも実践できる、「運動嫌いな子供」を「身体動かすの好き!」と思わせる方法を紹介いたします!
出来ることなら我が子には、外で活発に遊んでほしいと願うママたちにお届けします!
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「体を動かすのが好き!」になる2つの方法
まず言えることは、子どもは生まれて来た瞬間に「運動が好き」「運動が嫌い」という二択が決まっている訳ではありません。
成長過程の中で「運動が好き」という子と、「運動が嫌い」という子に別れるのです。
「体を動かすのが好き」という子どもにする為には、2つのポイントがあります。
体を動かすことが好きになるポイント”]
- 親が一緒に体を動かす
- チャレンジする機会を増やす
1.親が一緒に体を動かす
遊具のある公園に連れてきたのに、
「さぁ身体を動かしなさい」とうながしても、なかなか遊ばない時ってありますよね。
そんな時に効果的なのが、「まずはパパかママがやってみせる」ことです。
- 滑り台に登って、子どもと縦並びに、すべる。
- ブランコに座って、子どもを膝に乗せて、こぐ。
大切なのは、子どもに「運動をする環境を与える」のではなく、
「一緒に体を動かす楽しさ」を教えてあげることです。
ママやパパがベンチでスマホ…では、せっかくの公園でも、子どもは身体を動かす楽しみや喜びを味わいきれないんですよ。
親と過ごすことの多い子ども時代、親の生活習慣はそのまま、子どもにも影響を与えます。
家事育児に仕事…大変なのはわかります。
が、我が子が運動好きになるためと思って、
休日の1時間くらい集中して子どもと公園遊具で遊んでみてください!
ちょっと遠出でアスレチックでもOK!
キャッチボールでももちろんOK!
鬼ごっこやかけっこでも良いんです。
ママやパパが本気で体を動かした遊びを楽しんでいる姿を見せることで、
「体を動かすって楽しい!」と子どもも感じるのです。
2.チャレンジする機会を増やす
「運動」「体を動かす」=「チャレンジ」という結びつけは重要!
アスリートを見ていてもわかりますが、
「運動=楽しい」は、必ずしも笑いがあふれる方の「楽しさ」ではありませんよね。
「運動=楽しい」は、目の前にある壁にチャレンジする時の興奮を表します。
越えるべき壁にぶつかり、自分の力でそれを乗り越えることに興奮を覚えることを指すんです。
2歳から父親の影響でバットとグローブを手にしてきた息子さん。
6歳ですでに「構えたグローブに投げたボールがはいらないと嫌!」という課題を自ら決め、パパと延々とキャッチボール。
息子さんの中で「これなら絶対にできる!」という感覚があるので、諦めることなく挑戦していけるのです。
このように、体を動かす遊びの中で常に、「小さな課題」を自然と植えつけることで、
子どもは自然とその課題をクリアしようと努力するのです。
そして、その課題をクリアした瞬間に、
「頑張るって気持ちが良い」「体を動かすって楽しい」という感情が芽生えるのです。
[aside type=”warning”] ここで注意して欲しいのが、年齢や発達に応じていない課題を押し付けないことです。[/aside]
「何度やっても無理」という感情や、「怒られて嫌」という感情が芽生えてしまうと、
運動に対してマイナスなイメージを持ってしまいます。
「少し頑張れば出来る!」という絶妙な課題を与えて
「チャレンジ精神」を芽生えさせる事がコツです!
なぜ、運動が嫌いになるのか
運動が嫌になる子どものポイント”]
- 両親自体が運動が嫌い
- 結果だけを求められてきた
- 自分なりの「運動」を褒められる経験が少ない
ここからは、子どもの気持ちになってみましょう!
体を動かすことが好きになる2つの方法を紹介しましたが、それでも「運動は嫌!」という子もいます。
では、なぜそのような気持ちになるのでしょうか?
「やっぱり運動嫌い…」をどうしても、活発になってほしいと願う方は、以下を参考にしてください。
1.両親自体が運動が嫌い
両親が「運動が嫌い!」となると、子どもにもその影響は少なからずあります。
運動が嫌い…まで行かなくとも、苦手意識を持っていると、それは子どもに気付かれてしまうんです。
例えば、運動嫌いの両親がこの記事を読んで、
公園に子どもを連れて行き「一緒に体を動かす」「適度な課題を与える」ことを実践しても、
根本的に「体を動かす事が苦手」と心の奥底にあれば、
それは子どもにも伝わってしまうということ。
しかし、「自分が運動が苦手だったからこそ、せめて子どもには運動好きになって欲しい」
という気持ちのパパやママは多いでしょう。
それならば、まずは親自身が「運動」に対するレッテルを破り、
体を動かすことの楽しさを味わう必要があるでしょう。
2.結果だけを求められてきた
跳び箱に挑戦した。しかし失敗した。
縄跳びに挑戦した。しかし失敗した。
この「失敗」だけを取り上げられた子どもは、
「100%運動が嫌いになります!」
「挑戦した姿」を褒めるのではなく「失敗した姿」ばかりを攻めてしまうと、
子どもの「自尊心」は失われてしまいます。
結果、「運動は怖い・苦手」というトラウマになり、体を動かすことを拒むように…。
挑戦したことを、まず褒めてみてください!
我が子を「体を動かすことを好きにさせたい」と考えている場合、
「将来オリンピックに出したい」「日の丸を背負わせたい」なんて思わないはず。
失敗か成功かの「結果」よりも、
子どもが「挑戦した」という過程をしっかりと褒めていきましょう。
3.自分なりの「運動」を褒められる経験が少ない
こちらは少し専門的な見方になります。
一般的に「運動」と言えば、マットや体操、鉄棒、リレーなどのように、
「運動」として定義された動きのことを言いますよね。
しかし、子どもの場合は違います。
- 「公園で走って見た」
- 「のぼり棒に掴まってみた」
- 「水溜りをジャンプして越えてみた」など、
言えばキリがない程、何気ない動きが子どもにとっての「運動」になるのです。
その1つ1つを拾い上げて「今のすごいね!」と、言葉を掛けてあげる、
褒めてあげることで子どもは「運動」に対して自信がつきます!!
大人から見ると「のぼり棒の上までいけることが、運動!」という場合でも、
子どもからすると、のぼり棒に掴まるだけでも「運動の第一歩」なのです。
この「第一歩」をしっかりと拾い上げ、
褒めていくことで自然と「体を動かす事が好きな子ども」に成長していくのです。
まとめ
子どもの運動好き・嫌いは生まれた頃に決まるものではなく、
人的環境が大きく左右します。
子どもの身体を動かす動作を「運動」とみるか「ただの遊び」とみるかによっても、
子どもの成長は大きく変わります。
運動が苦手なママやパパであっても、お子さんの運動神経を伸ばしていく助けは十分に可能。
結果よりも過程を大事にするという感覚で、子どもの「動き」に着目して、褒めてみてください!
そして、我が子を運動好きにさせる一番の方法は、
ママやパパが「体を動かすって楽しい!」と心から思い、
それを素直に伝えていくこと!
とここまで書いてなんですが、私自信は「仕事疲れた…日曜くらい休みたい…」ってときもしょっちゅう。
親も人間なので、子どものためにと奮い立ってばかりはいられませんよね。
親御さんも疲れが残らず、無理のない範囲でいいと思います。
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