寝ないタイプの赤ちゃんのママは毎晩大変ですよね。
「魔の寝かしつけ」というほど、日中育児に疲れきったママの、1日の最後の最後の体力を奪い去る「寝かしつけ」…。
赤ちゃんの寝かしつけは、ボディーブローのようにママの命を削ります。
大げさって思いますか?赤ちゃんが生まれると、ママって自分のことにかける時間が皆無になりますよね。
唯一の自由時間は、赤ちゃんを寝かしつけて、夜中に授乳とか夜泣きとかで起こされるまでの数時間。
もちろんママもつかれきってるから、眠さと戦って、本の1~2時間の「自分のペースで動ける時間」を確保するんです。
赤ちゃんの寝かしつけがスムーズに行けばいくほど、この自由時間は長くなります。
そこで今回は、赤ちゃんを寝かしつける7つの方法をお伝えいたします!現役保育士さんの技を是非、実践してみてください。
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試す価値有り!赤ちゃんを寝かしつける7つの方法
- 添い寝をする
- 抱っこで寝かす
- 音楽を聴かせる
- ベビーマッサージでリラックス
- 話しかけてあげる
- 寝たふりをする
- 赤ちゃんの好きな物でリラックス
決まった時間にすんなりと眠りにつく赤ちゃんもいれば、ベビーベットの中で一人で眠る赤ちゃん、なかなか寝てくれない赤ちゃんなど、人それぞれです。
色々やっても眠ってくれない、寝かせるためになにをしたらいいのかわからない、という場合に、上記で紹介する方法を試してみてください。
添い寝をする
ママが添い寝をすると、赤ちゃんは温もりに安心して、しばらくすると眠りに落ちてくれます。
ベビーベットの中で寝ている…と思って離れようとすると、すぐに目覚めてしまう。
「き、きみはママにセンサーでも仕掛けているのかい?」と聞きたくなるほど、ママがそーっと離れようとすると起きるあのパターンねw
こういった敏感でなかなか眠りにつけない赤ちゃんの場合は、「添い寝」が有効。
「早く寝かせて家事を済ませたい!」とママは思うでしょうが、就寝時間になると一緒に布団に入り、横になるだけでOK。それだけで「もう眠る時間だよ」と、赤ちゃんなりに理解するんです。
一緒に布団に入ることで赤ちゃんも安心感に包まれ、すぐに眠りにつく。そうすればママの時間も多くなるということが期待できます。
私はたいてい、一緒に寝ちゃってましたけど^^;
抱っこで寝かす
抱っこで寝かすと簡単に寝かせることができます。
赤ちゃんって、ベッドや布団に寝かそうとすれば嫌がったり、泣いたりすることってありませんか?!!
こういった姿って保育園でもよくある光景。
乳児クラスの午睡時間に周りが寝ているにも関わらず、寝かしつけを嫌がる子が号泣すると周りの子まで起きてしまいます。
そんな時は抱っこしてあげたり、場所を離れたりして環境を変えてあげています。
すると、赤ちゃんは落ち着いて抱っこされたまま眠りにつきます。その後布団で寝かせればOK。
添い寝をしてあげても嫌がったり、号泣する赤ちゃんもいますが、ここでママの忍耐どころ!
「この体勢は嫌なんだね」という気持ちで抱っこしてみると効果大。
抱っこぐせがつく?!!
「抱っこで寝かせたら、抱き癖とかつかない!?」と気にする方もいるでしょうが、個人的にはその心配はしていません。
個人的な話になりますが、私の長男は「抱っこ紐」を使って寝かしつけることがとても多かった。
でも、2歳には普通に自分で布団で寝ることが出来ていました。
考え方として、先の「抱き癖」を気にし過ぎて抱っこしないではなく、その時赤ちゃんが抱っこを求めているのであれば、抱っこしてあげて満たしてあげる方が、はるかに良い。
子どもが「赤ちゃんでいる期間」はほんの一瞬です。先々を考えて抱っこを止める気持ちもわかるけど…やっぱりその場でスグ要求が満たされることで、心が落ち着く赤ちゃんが多いんです。
音楽を聴かせる
布団やベッドで寝ていても、離れるとすぐに起きてしまう。添い寝でもなかなか寝てくれない、という場合には寝室に音楽をかけてみましょう。
音楽といっても赤ちゃんが大好きな「アンパンマン」とかではないですよ!
それだと余計興奮して眠らなくなります(笑)
オルゴールやクラシックなど「ゆったりと心と体が落ち着く音楽」を流してあげましょう。
今ではCDや音楽機器を購入しなくても、スマホ一つでユーチューブからいくらでも音楽の視聴が可能。
赤ちゃんが落ち着いて眠りにつける音楽を、寝室に流してあげましょう。
>>赤ちゃんが泣きやむ音はビニール音が最強?即効性のある音や音楽を紹介!
ベビーマッサージでリラックス
赤ちゃんにベビーマッサージしてあげると、ものすごくリラックスして安心して眠りについてくれます!
「ベビーマッサージ」と聞くと、資格や技術が必要に思えますが、そんなことはありません。
横になっている赤ちゃんのお腹をさすったり、足を軽く揉んであげたりするだけで良いのです。
ママと触れ合えているだけで赤ちゃんはリラックスが出来ます。
個人的におすすめなのが、「頭をなでる」です。
我が子にもやっているのですが、背中をトントンしたり、お腹をさする以外にも頭をなでることで、眠気を誘うことができます。
頭にはいくつもの「眠気を促すツボ」があるようで、頭を触られることを嫌がらないのであれば、一度試してみてください。
ただ注意して欲しいことがひとつ。乳児のような赤ちゃんは頭部がまだ柔らかいので、力加減には気をつけましょう。
優しく触れてなでる程度でも十分効果がありますよ。
話しかけてあげる
寝るときに話しかけてあげると、話してる途中に赤ちゃんのまぶたが重そうに落ちてくることが!
「早く寝かさなきゃ」という気持ちから、どうしても寝室が「無音」になっていませんか?
もちろん、今から眠るという状況なので「話しかけたら目覚めてしまう」と考えるでしょう。
しかし、赤ちゃんの場合はママやパパの声を聞くことで「心が落ち着く」ことがあります。
無音の寝室だと赤ちゃんなりに緊張したり、何か楽しいことを探そうとしたりして、余計に眠れないとなってしまいがち。
「早く寝かさなきゃ」という気持ちは赤ちゃんにも伝わり、余計に眠らなくなってしまうんですよ。
「まだ寝そうにないな」と感じた時には、少し会話を楽しむのも良いでしょう。
心が満たされた赤ちゃんはすんなりと眠ってくれることがよくあります。
これは幼稚園、小学校に成長してからも言えること。「早く寝なさい!」よりも、布団に入った我が子とちょっと話すだけで、すっと眠りに落ちてくれますよ。
寝たふりをする
ママが寝たふりをすると、赤ちゃんも寝てくれることがよくあります!
こちらは、先程の「話しかける」とは逆の方法ですね。
添い寝をしている、マッサージもしている、音楽も流しているのに、なぜか赤ちゃんがニヤニヤして寝そうに無い!そういった状況もあるはずです。
この時の赤ちゃんの心情は「ママが遊んでくれる♪」という気持ちでいっぱい。
そんな時にはママも目をつぶり「ママはもう眠ったよ」という姿を見せましょう。
赤ちゃんからしたら遊び相手のママが寝てしまうと、もう何もすることがありません。
そうなってくると、「もう眠ろう」という気持ちにもなるみたいですね。
ただ、疲れがたまっているママの場合、「寝たふり」のはずが本当に寝てしまう、ということもあるので、注意しましょう(笑)
赤ちゃんの好きな物でリラックス
「これさえあれば、眠ってくれる」というのが分かるのであれば、それを利用して寝かしつけましょう!
例えば「おしゃぶり」だったり、「好きな人形」「タオル」「おもちゃ」など、赤ちゃんが落ち着く物があるのであればそれを利用し、「安心した眠り」を提供させてあげて下さい。
こちらも「癖にならないか?」という意見も出てくると思いますが、私個人の考えとしては「先を見据えて今を苦労させるのではなく、今の欲求を満たしてあげたい」!
今日、明日の安定した眠りが赤ちゃんのすこやかな成長に繋がると考えています。
しかし、おしゃぶりは、癖になりやすいアイテムの一つです。
もし癖になったのであれば、「家の中だけでやらせる」などのルールを決め、少しずつ外していく工夫を考えれば良いのです。
極端な話、おしゃぶりが癖になっても「小学生までおしゃぶりをしている」なんて子どもはいませんからね(笑)
赤ちゃんの睡眠は重要なので、寝かしつけのほうを優先しましょう!
寝かしつけでイライラしないコツとは!?
「寝て欲しいのに寝ない」「家事が進まない」など、ママの寝かしつけに関するイライラは絶えないでしょう。
すんなり毎日眠ってくれる赤ちゃんのママは、そこに関してのストレスはなく、イライラすることもありません。
では、赤ちゃんがなかなか寝付けない場合はどうすれば良いのか!?
それは、「様々な方法を試してみる」と「諦めて付き合ってみる」です。
様々な方法とは、今回紹介した7つの方法のこと。
寝かしつけにイライラしている時期というのは、様々な方法を試す余裕もないはずです。そんな時こそ一度冷静になり、今とは違う寝かしつけ方法を試してみてください。
もし赤ちゃんが寝てくれない場合、どうしてもこの時間には寝て欲しい!という理由がない限り、
諦めるのも一つの方法です。
「まだ眠たくないんだね!」と思えばイライラもなくなります。
少しだけ赤ちゃんのペースに付き合ってあげることで、いつの間にかコロッと寝ていることもあります。
「諦める」というのは、イライラしない最大のコツなのです。
まとめ
今回は私自身の経験談や、保育園での様子も加えて話をしていきました。赤ちゃんの寝かしつけで悩まれるママは本当に多いです。
そして、そこで悩む気持ちもとてもよく分かります。ですが、悩んでいる時ほど「早く寝て欲しい!」「何で寝ないの!「寝てくれないと家事が進まない!」という感情が生まれ、
この焦りが余計「赤ちゃんが眠らない」という結果に繋がるのです。
今回紹介した7つの寝かしつけ方法は、本当に基本的なことばかり。
しかし、「早く寝て!」と焦ってしまうと、その基本も忘れ、自分の思った通りにさせようと必死になってしまっちゃいませんか?
一度冷静になり、「眠らないなら方法を変える」「眠らないなら赤ちゃんに付き合ってみる」というスタンスで挑むのも良いでしょう。
紹介した「抱っこで寝かす」や「好きな物」に関しては、「癖になる!」という考えの方もいらっしゃいます。私自身が子育てをしながら学んだことは、
「癖がついても一生の癖ではない」
「その時の気持ちを満たしてあげた方が断然良い」
という事です。個人的な意見なので、参考程度にして下さい。
私にしても、寝かしつけが過去の話なので言えること。
当事者だった時は泣いてましたよw
いまがんばってるママの、少しでも助けになればと思い書きました。
読んでくれてありがとうございます!
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