子供 入院 付き添い 眠れない

10数年前、子供の入院の付き添いで、眠れない日々を1年間過ごしました。

子供が重症疾患というだけでも落ち込む日々なのに、更に「眠れない」「満足に食べれない」「トイレもいけない」日々が続きました。

「トイレもいけないってなんで?」

って思う方は、「こちらの記事」をご覧ください…子どもの付き添い入院で起きる悲劇をまとめてみましたので。

上記の記事でも書いたけど、子どもの付き添い入院はすごく大変だけど、1個だけ改善点を望むとすれば「睡眠」です!

そう、付き添い入院はとにかく「眠れない日々」が続き、それがとことん精神を削いでくるんですよ。

そこで今回は、1年間の付き添い入院を思い出して、眠れない日々の解消法をお伝えしていきますね!

長期入院の付き添いをされる方は是非、参考にしてください!

    子供の付き添い入院で「眠れない」7つの原因

    1. 子供の病気に対する不安や心配
    2. 同室の子どもの泣き声
    3. 同室の母の物音
    4. 同室の…母のいびき
    5. 点滴のピーピーいう音
    6. 定期的にはいってくる看護師さんに起こされる
    7. 早朝に様子を見に来る医師
    きれいな蓮

    順にみていきましょう。

    1.子供の病気に対する不安や心配

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    子供が長期入院ということは、大きな病気かけがだと思います。大事な子供の将来や後遺症、治療の過酷さを思うと、不安で心配で夜は特に悶々としてしまいますよね。暗くなり、横になると延々と不安なことを考えてしまい、私は眠れませんでした。

    2.同室の子どもの泣き声

    大部屋で同室の子どもや赤ちゃんの泣き声で眠れないケースがあります。自分は我慢できても、自分の子どもも赤ちゃんや幼児だと「ママ~うるさくて眠れないよう!」と、隣の泣いてる赤ちゃんやママに聞こえる声で訴えたりするため、同室の患者さんへの心象も悪くなり、悩みどころですよね。同じ長期入院の患者さん母子ならばコミュニケーションをとって謝り合う機会もあるけど、1~2泊の短期入院患者さんたちは睨みながら退室して一体するので気まずくてストレスがたまります。

    3.同室の母の物音

    同じく大部屋の同室の付き添いママが、電話で大声で話したり、夜中にぼりぼりせんべいを食べる音がしたりして眠れないことがあります。自分で言うのも気が引けるので、看護師さんにこっそり伝えるしかありませんね。

    4.同室の…母のいびき

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    同室の付き添い入院ママで…いびきをかく人がいますw疲れているんだろうな~と、いびきをかくこと自体は何とも思いませんが、その音で眠れないのが辛い…。こればっかりは部屋交換を申し出るしかないですね。

    5.点滴のピーピーいう音

    点滴が時間切れでピーピー言うことがしょっちゅうあります。担当看護師さんがなる前に来てくれることもありますが(ありがたい!)、イレギュラーの用事があるとそうもいきませんよね。自分の子どもの点滴の音で、同室の子どもたちがみんな起きることもあるし、ピーピーなった点滴に困って部屋を出た患者さんが夜中に廊下を歩くことで、歩いた廊下脇の部屋全てにピーピー鳴り響いてることもあります。睡眠が断絶される「入院あるある」です…。

    6.定期的にはいってくる看護師さんに起こされる

    検温と脈を計りに、重症患者さんの元へは夜中でも看護師さんがやってきます。赤ちゃんを起こさないように気づかってくれる素晴らしい看護師さんもいれば……赤ちゃんの睡眠に無頓着な方もいらっしゃいます…。長期入院にもなると、夜中の自分の担当看護師さんをチェックし、「あ、今日は眠れるな!」「あ…今夜起こされる、きっと…。」と予測をたて、覚悟します…。

    7.早朝に様子を見に来る医師

    眠らない我が子を何とか寝かしつけて時計を見ると夜中1時…シャワー浴びて部屋の整理をしてやっと自分が眠りにつくのが深夜3時…と思ったら、早朝6時過ぎくらいに早起きした医師が部屋に来ることがあります(笑)。我が子の体調をそれだけ気づかってくださるのは嬉しいんですよ。ただ…あと1時間寝かせて~汗、と思っていました。

    子供の入院…付き添いで眠るための5つの解決法!

    1. 耳栓を使う
    2. イヤホンでヒーリングミュージック
    3. 看護師さんに寝不足を伝える
    4. 子供と一緒に昼寝をする
    5. 日中付き添いを家族に代わってもらい、寝る

    1.耳栓を使う

    付き添い入院で耳栓は必須です。

    耳栓しても物音は聞こえますが、だいぶましになります。

    隣のママのいびきは聞こえますが、だいぶましになります。

    2.イヤホンでヒーリングミュージック

    赤ちゃんには使えないけど、小学生のお子さんには、イヤホンで「子どもが眠るヒーリングミュージック」などを聞かせるといいですよ。

    もう病室に流せばいいのにって思うくらい、寝てくれます。

    ただし、夜中の人の出入りで起こされることもあるから、1時的な技ですが有効です。

    付き添いママが寝るときにも有効です!

    3.看護師さんに寝不足を伝える

    何晩もまともに眠れず、更に長期入院が決まっていたら、その時は看護師さんに寝不足を伝えましょう。

    同室の眠れない原因の患者さんから遠ざけてもらうなど、可能な限りの対処をしてくれます。

    が、病棟はホテルじゃないし、看護師さんたちもホテルスタッフではないので、「申し訳ないのですが…わがままを言ってすみません、本当に困っています」と低姿勢にお願いすることをおすすめいたします。

    4.子供と一緒に昼寝をする

    夜眠れない時は、子どもが昼寝をするタイミングで一緒に眠りましょう。

    朝も夜も関係ないです。

    眠れる時に寝ておきましょう!

    週末の昼は外泊や面会が多くてみんな病室から出払っているので、意外と静かに寝られますよ。

    5.日中付き添いを家族に代わってもらい、寝る

    また、付き添いを昼だけでも変わってくれる人がいれば、その間に仮眠をとりましょう。

    我が子が泣いたとしても…睡眠優先した方が、その後の子供との関りも寛大になれるので、寝る方をおすすめいたします。

    病室だと落ち着いて眠れない…って方は、病院近くのカプセルホテルでもデイユースでも何でもいいので、静に落ち着いて眠れる環境を用意しましょう。

    体力も気力もしぼりつくされる付き添い入院なので、睡眠は取れるときはしっかりととるべきです!

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    同室に嫌な母子がいた場合の対処法

    たまに病棟には困った母子が入院してくることがあります。

    • DVDを大音量で聞いてくる
    • 消灯時間過ぎても音の鳴るおもちゃで遊ぶ
    • 一人の使える範囲を超えて家具や荷物を広げる
    • お風呂に長時間入る

    これらのマナーについては入院時に看護師さんから説明があるはずだけど、短期入院の母子さんにとっては「別にそんなに重要じゃないでしょ?気楽に過ごしたいし」という方もいるんです。

    そんな方には真っ向からぶつからずに、看護師さんにこっそり頼んで部屋を変えてもらうのが一番です。

    ただし、他の部屋が埋まっていて、部屋の変更ができない場合があるんですよね。

    そんな時はあきらめて、日中はプレイルームに避難して、夜は耳栓とイヤホンなどでやり過ごしましょう。

    看護師さんたちが現状を心配して何とかしてくれる場合もあるので、伝えるだけは伝えておいた方がいいです。

    さいごに

    子供の入院に付き添いすると、基本眠れないですよね。

    私は1年間、ほぼ眠れない毎日でした。

    気力も判断力もなくなり、ボウフラのように子どもに付きそう無気力な母でしたよ。

    退院して10数年たつ今頃、「あの頃寝るためにこうして置くといいな」とか、「あの時のベストの対処法は〇〇だな」と冷静に思い浮かびます。

    そして今も日本中に、子どもの付き添い入院で眠れないママがいるだろうなと、想いを馳せます。

    子供が病気で長期入院が必要だと言われたときの最初のショックを抜けたときに、じわじわ押し寄せてくる睡眠不足からくる疲労だけでも、改善できればと思い、ささやかなわたしの経験からのアドバイスを書いてみました。

    10数年たった今でも、夜中に点滴の音が聞こえるときがあります。

    空耳だけど。

    抜けないんですよね。

    子供の付き添い入院では、基本、眠れない。

    けど、奇跡的に寝るチャンスがあれば、逃すことなく睡眠を優先させてください!

    さいごまで読んでくれてありがとうございました。

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