子供 入院 付き添い 費用

もう10年以上も前ですが、長男は赤ちゃんの頃重症疾患といわれ、1年弱の間入院治療していました。私ももちろん付き添い入院。

「子供の病気の費用はタダだから、お金はかからないでしょ?」

と思ってる方…それがけっこうかかるんです。

昔を思い出して、子どもの入院の付き添い費用を一覧で紹介し、計算してみました。

だいたい月にどのくらいかかるのか?

週にいくらくらいかかるのか?

子供の入院の付き添いをひかえて心配な親御さんはご覧ください!

子供の入院、付き添いの費用はどのくらい?

そもそも、子どもは大抵の自治体で医療費がただなので、入院にお金がかからないと思う方が多いのですが、それは間違いです。

子供の入院費や治療代・薬代はかからなくても、付き添いの家族の食費や交通費、生活費はかかりますから。

蓮

我が家は1年の入院だったからけっこうかさみました。

付き添い入院にかかる費用の内訳は以下の通りです!

子供の入院の付き添いにかかる費用は?
  • 付き添いのレンタルベッド代
  • 付き添いの食費
  • 入院の必要品の買いそろえ
  • 病院のテレビや冷蔵庫代
  • 駐車場代
  • 家から病院までのガソリン代
  • お見舞いパパのタクシー代
  • 子供のおもちゃ代

    付き添いのレンタルベッド代

    付き添い家族のベッドは病院にないため、病棟専属の「ベッドレンタル業者」から個人的にレンタルしなくてはいけません。病院によって価格が違いますが、私のところは1泊500円。10日以上のレンタルで1泊250円だったと思います。

    レンタルベッド代
    • 1週間…3,500円
    • 1カ月…7,500円

      付き添いの食費

      子供の付き添いで入院した場合、付き添い家族の食事は出ません。自分で院内のコンビニで買うか、病院近辺のお店で買うか、近隣のレストラン・食堂を利用することにないrます。兄弟児がいて家に帰る家族は、自宅で作るなどできますね。買うと本当にバカになりません…。

      付き添いの食事代
      • 1週間…8,000円ほど
      • 1カ月…30,000円ほど

        入院の必要品の買いそろえ

        • 寝巻
        • 歯ブラシセット
        • 洗顔セット
        • コップや食器類
        • 院内用スリッパとか
        • 小物ケース

        などなど、病院にもよりますが、「院内はかかとの付いた履物でクロックスは不可」とか「パジャマは必ず前あきのもの」とか決まりがあるので、新たに用意する必要があります。短期の入院ならあるもので済ませちゃいますが、長期だとそうもいきませんよね。入院の初期にこうしたものの費用が掛かります。

        入院時の必要品の費用
        • だいたい…7,000円~

          病院のテレビや冷蔵庫代

          入院時のテレビは「テレビカード」なるものを買って、60時間とか決まった時間だけ課金してみることができるシステムの病院が多いです。テレビカードで冷蔵庫も使うことができ、入院中常に飲食を冷蔵庫に保管することを考えると、テレビカードは大体10日に1枚くらい消費していた記憶があります。1枚1000円くらいです!退院時に換金できるのも、大体どこの病院でも共通していました。

          テレビ&冷蔵庫代
          • 1週間…1,000円
          • 1カ月…3,000円

            駐車場代

            私は車で来て、病院の駐車場と契約して置かせてもらっていました。通常よりも格安に置かせてもらっていたけど、それでも費用は掛かります。都心の病院は1日800円計算で、都心から離れた病院は1日100円計算でした(だいぶ違うw)。都心で計算してみますね。

            駐車場代
            • 1週間…5,600円(地方は700円)
            • 1カ月…24,000円(地方は3,000円)

              金額だけ見ると地方で入院した方が良さそうだけど…都心の方が治療や治療器具ははるかに行き届いているように思えました。

              家から病院までのガソリン代

              治療が進むと、家に外泊できることもちょいちょい出てきます。スタッフが手薄になる正月とかは半ば強引に帰るよう勧められました。(嬉しい)月に1度は子どもの外泊で帰るとして、病院が家からとおいとガソリン代もかかるんですよね。

              ガソリン代
              • 1カ月…1,000円

                お見舞いパパのタクシー代

                パパは仕事帰りや週末に病院に着ていて、車は病院に置きっぱなしなのでバスやタクシーで来ていました。

                お見舞いパパのタクシー代
                • 1週間…5,000円
                • 1カ月…17,600円

                  パパがまめに運転する人で、車で病院に来て居たら、このタクシー代や上の駐車場代はだいぶ安く済みます!

                  子供のおもちゃ代

                  入院中で子どもが退屈しないために、新たにおもちゃを買う人が多いです。他人と共存生活をするから、鳴き声やぐずる声で迷惑をかけないために、この期にスイッチとかスマホとか買ってあげる親も多いように見えました。うちは赤ちゃんの時の入院だったので、仮面ライダー系のおもちゃとか、レゴとか粘土とかにお金がかかっていましたね。

                  >>入院中の子どもが喜ぶおもちゃはこちら!▶▶

                  子供のおもちゃ代
                  • 1週間…3,000円
                  • 1カ月…10,000円

                    子供の付き添い入院の費用合計!

                    上の費用を全て足してみました!

                    子供の付き添い入院の費用合計!
                    • 1週間…34,100円(節約すれば19,500円くらい)
                    • 1カ月…100,100円(節約すれば45,500円くらい)

                      幅があり過ぎますが、各家庭の車とか交通費事情によって、かかる費用はだいぶ変わります。

                      子供の入院の付き添いの費用がない…どうする?

                      さて、子どもの病気や入院は突然言われます。

                      突発的な入院に、付き添い家族の費用がない!という時どうしますか?

                      私は即座に医療保険に電話しました!

                      長男が生まれてすぐに入った保険で日に10,000円の保険が降りたために、子どもの入院の付き添いでかかった費用を全て保険で負担することができました。

                      子どもの入院の日数は、外泊をのぞいても200日を超えていたと思います。

                      日々の細かい付き添い入院の食費とかは十分カバーできたどころか…

                      退院後に病院の近くに引っ越す頭金にもなりました。

                      入院によって降りた保険は、入院に関すること以外にも使えます。

                      当時住んでいたアパートが病院から遠かったので、病院近くに引っ越す費用の助けになってとても助かりました。

                      いざという時に我が子の助けになる保険に入っておいてよかったと、何度も何度も感謝をかみしめました。

                      子供が生まれたらすぐにやること!

                      私の息子は10か月検診のすぐ後に病気が発覚しました。

                      大事な息子が急に「重症疾患です」と言われ、当時は地面がなくなり絶望した感覚の中でしばらく生きており、入院初期は絶望以外何も感じられませんでした。

                      入院生活が3か月ほど過ぎてからやっと、「あれ?お金たくさんかかる…」と気が付いて、さかのぼって保険申請したのを覚えています。

                      保険の申請は、入院記録の領収書や請求書のコピーがあれば十分でした(保険会社によって違うかも)。

                      退院して冷静に考えると、なんとなーく流れで、子どもが生まれたときに保険に入っていたけど、入っていなかったら…と思うとぞっとしました。

                      我が子は重症疾患だったので、

                      病気を発症した後に入れる保険がほとんどなかったからです。

                      完治して10数年たった今なら入れる保険もちらほらありますが、それでも健常児に比べると保険料が高かったりします。

                      生まれてすぐの病気が発覚していなかった時の保険料は安く、それを一生継続するつもり。子どもが生まれてすぐ保険にはいっていて本当によかった!

                      さいごに

                      子供の病気は本当に辛いです。

                      「辛い」なんて言葉では言い表せないくらい。あの苦しみを表わす言葉は存在しません。

                      私は子どもの付き添い入院中だいぶおかしくなり、毎日「子供の病気が私に来ますように」と祈っていました。

                      「治りますように」じゃないところが病んでいるでしょうw。

                      黒魔術に偏ってますよね。

                      でも、入院中の母ってそんなものです。

                      子供にとって万能で安心の「母」。子どもは「ママなら何とかしてくれる」という目でこちらに常に助けを求めてくるんです。

                      辛い治療も注射も点滴も投薬も手術も、怖がってなく我が子に、何もできない。

                      ただただ、無力な自分に絶望して、謝りたい気分でした。

                      「ママは何もできない…せめてあなたにこの命を捧げたい…。」と思う結果が⇒黒魔術的な願いになるんですよw

                      ネガティブとかくらいとかそんな話じゃないですから。

                      ただ、治療に終わりが来る時があり、退院して数年たつと冷静になれます。

                      あの時命がけで生きようとしていた息子の存在が、今でもへこたれる私を支え続けてくれていて、私に「必死で生きる覚悟」をくれるのだと、背中を押され続けます。

                      今も入院中の母子さんに、なるべく辛いことばかりでなく、なるべく前向きになれるように気をつけて書いていますが…私はどうも、一生入院病棟のあの生活に、片足を突っ込んで生きています。

                      息子が再び入院するという意味ではなく、あの1年間を、何度も何度も、死ぬまで何度も、思い出して生きていくという意味です。

                      きっと子供の付き添い入院を長くされているママたちも同じですね。

                      頑張れ!頑張れ!

                      生きるって、頑張るって事です。

                      頑張って頑張って、疲れるけど、愛する人のそばにいられるって素敵で幸せなことです。

                      さいごまで読んでくれてありがとうございました。

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