赤ちゃんの歯磨き、めちゃめちゃ大変ですよね?!!
泣いて嫌がるし、すぐに飽きてどこか行こうとするし、口をあけてくれないし…
万が一虫歯を作ってしまうと、もっと恐ろしい「歯医者」で、おお泣きする赤ちゃんをスタッフに押さえつけられての治療…ってことになりかねません。
虫歯ができてしまって後悔しても遅い。
けど、赤ちゃんが歯磨きを嫌がる!
毎日2~3回の、赤ちゃんとはいえ他人の歯磨きって、こんなに大変なのか~!!と多くのお母さんが悲鳴を上げる苦行なんですよ…。
そこで今回は、赤ちゃんに対するおすすめで楽な歯磨き方法を、現役の保育士さんに教わりました!
我が子には「しっかりと歯磨きをさせなきゃ!」と考えるがんばるママ必見です!
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる!理由は?
離乳食を始め、歯が生え始めた頃から歯磨きをやろうと思ったけど…
赤ちゃんがなかなか口を空けてくれない。
むしろ歯磨きを持った瞬間に号泣する!
など、赤ちゃんの歯磨きにママの悩みはつきません。
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由はなんなんでしょうか??
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由
- 歯ブラシの触感が嫌い
- 口を空けることが嫌
- 顔の見え方が違うことに恐怖する
眠い時やお酒を飲んだ時、大人でも「歯磨きめんどくせ~」ってなることありますよね?
赤ちゃんも同じです。
赤ちゃんなりに「歯磨きはイヤ!」と思う理由があるのです。
上記がその代表的な理由です。
以下に噛み砕いて説明していきますね。
歯ブラシの触感が嫌い
赤ちゃんの歯磨きを始める時期…それは離乳食開始のときではないでしょうか?
母乳しか口にしていない赤ちゃんが、離乳食を開始したとたんに、歯磨きも開始しますよね。
しかし、赤ちゃんにとって「歯ブラシ」は異物。
ちくちくするし固いし、食べ物みたいに美味しくない…
なのに美味しい食事のあとに、いつも口につっこまれる不愉快なもの…。人生初を受け入れることって、大人でも大変なことですよね。
もちろん、歯ブラシを口に入れても全然平気な赤ちゃんもいます。
しかし、歯磨きをイヤイヤする赤ちゃんの中には、歯ブラシの触感を嫌がるというパターンも多いのです。
口を空けることが嫌
食事を嫌がる赤ちゃんは、歯ブラシも嫌がることが多いです。
「口に物がはいること」が嫌なので、口をあけることを嫌がるんですよね。
歯磨きの時は、ある程度の時間「口を空けっぱなし」にしなければなりません。
長時間口を空けているとあごが疲れてきたり、唾液が溜まってしまいます。
大人だと唾液が溜まれば自分で吐き出すことも出来ますが、赤ちゃんはそれが出来ず、時には溜まった唾液が逆流して咽たりと、歯磨きのときに良い経験をしないことが多いのです。
赤ちゃんにとって、「口をある程度の時間空け続けること」が、大変なことでもあるのです。
顔の見え方が違うことに恐怖する
多くのママさんは赤ちゃんの歯磨きを行う際、赤ちゃんの頭を股の間に挟み、上から見下ろす形で行いますよね。
するとどうでしょう…
赤ちゃんのアングルになると、大好きなママさんが逆さまに見えるだけでなく、顔が近づく、襲ってくるという感覚になります。
しかも「虫歯にしてはならない!」とママもいつもの笑顔が消えて、眉間にシワを寄せた真剣な表情…
「襲ってくる」てwww
普段と異なるママさんの表情は赤ちゃんにとって、恐怖になることもあるんです。
実際にその体勢で歯磨きを行って、赤ちゃんが歯磨きを嫌がるという相談を受けたことがあります。
「赤ちゃんに馬乗りの状態でやってみては?」とアドバイスした所、その日から嫌がらなくなったというんです!!
意外と歯磨きをしている時のママさんの表情、ご自分で思う以上に怖いのではないでしょうか(笑)
身に覚えのある方は是非、「馬乗り歯磨き体勢」を実践してみてください!
他にも保育士さんおすすめの赤ちゃん歯磨き法を以下にまとめてみました!
赤ちゃんの歯磨き、保育士のおすすめのやり方!
- 歯ブラシ選び
- こまめに唾液を出させる
- 歯磨きを行う時の体勢をかえる
- 絵本や動画などのツールを利用する
いくら赤ちゃんが嫌がるからといって、歯磨きをやらない訳にはいきません!!!
そこで、歯磨きを嫌がる赤ちゃんに効果的な方法を紹介します。
歯ブラシ選び
- 赤ちゃんの好きなキャラクターが描かれた歯ブラシを選ぶ
- 歯磨きなっぷを使う
赤ちゃんは意外と単純(笑)。赤ちゃんが歯磨きを嫌がる場合、
赤ちゃんの好きなキャラクターが描かれた歯ブラシを選んでみましょう!
「自分の好きな物」「自分で選んだもの」ということで欲求が満たされて、今まで嫌がった歯磨きを嫌がらなくなるということがあります。
又、好きなキャラクターなどがまだ分からないという時期であれば、歯ブラシではなく「歯磨きなっぷ」などを使用しましょう。
歯磨きナップとはフッ素などがしみこんでる「濡れティッシュ」のような物です。>>歯磨きナップの商品を楽天でみる
歯磨きナップで歯をふくと、歯磨きと同じ効果を得られます。
歯ブラシの触感を嫌がる赤ちゃんであれば、歯磨きナップからスタートして慣らしていくという方法がおすすめです!
こまめに唾液を出させる
歯磨き途中に唾液を吐き出させるか、こまめにふき取る
歯磨きを嫌がる理由に「口を空けることを嫌がる」と上に書きましたね。
そういった理由で歯磨きを嫌がっているのであれば、歯磨きの途中で唾液をはかせてあげたり、ガーゼなどで口の中をふきとることをおすすめします。
口内の唾液がなくなれば、赤ちゃんも歯磨きを嫌がらなくなるかも知れませんよ!
歯磨きを行う時の体勢を意識する
赤ちゃんの顔をさかさまに膝に乗せるのではなく、馬乗り風に顔の向きを同じにして歯磨きをする
逆さに見えるママの顔が怖い、顔が近づいてきて怖い、なんて思われていたら嫌ですよね(笑)
でも実際に赤ちゃんのアングルではそう見えているのです。
対策としては、仰向けに寝ている赤ちゃんの上に馬乗りのように乗ること。
(このとき、赤ちゃんの上にママの体重をかけないよう注意しましょう)
馬乗り意外にも…
- ママの顔が正面から見えるように歯磨きする。
- ベビーチェアーに乗せた状態で歯磨きをする。
- ママさんの膝の上に座らせて歯を磨く。
歯磨きを行う体勢一つ変えるだけで、赤ちゃんの「歯磨きイヤイヤ」が止まることもあるので、様々な体勢を試してみてください!
絵本や動画などのツールを利用する
赤ちゃんに歯磨きをうながすしまじろうなどの動画や絵本をみせる。
スマホが普及している今の時代、いつでもどこでも動画が楽しむことができます。
歯磨き関連の動画や、赤ちゃんが真似して歯磨きをしたくなるような動画も豊富に存在します。
例えばこんな動画を、歯磨きタイムに流すママもいます!
赤ちゃんにそういった動画を見せながら「歯磨きに興味を持たせる」ことからスタートするのも、恐怖心を与えずに歯磨きをスタートさせる一つの方法です。
「子育てに動画を使いたくない」というママさんも、絵本がおすすめ!
しまじろうなど、赤ちゃんが喜ぶキャラクターが歯磨きをする姿をみると、「自分も!」と歯磨きを積極的にすることもあります!
赤ちゃんは歯磨き後、うがいさせる?
- 歯磨き粉を使えばうがいは必要。
- 歯磨き粉を使わなければ、うがいはしなくてよい!
赤ちゃんのうがいの必要性は、歯磨き粉を使うか使わないかによります。
大人の歯磨きに、歯磨き粉は必須。しかし赤ちゃんには、歯磨き粉は必要ありません。
多くの場合、赤ちゃんのうちは水だけで歯ブラシをするので、うがいは不要。
大人は歯磨き粉を使い、歯磨き後はしっかりとうがいをしないと「不快感」が生まれます。が、赤ちゃんの場合は歯磨き粉を使わなくても十分に歯はキレイになります!
磨いた後は水やお茶を飲ませる程度で大丈夫。
そもそも赤ちゃんはよだれ(唾液)を出すことが多いので、その時に口内の細菌も外に排出されています。
大人の口内よりも、赤ちゃんの口内の方がよほど清潔。無理してうがいさせずに、歯磨き粉を使う月齢までは水だけで歯磨きしましょう。
ただ、赤ちゃんが歯磨きを好きになるために、うがいをさせない歯磨き粉をあえてつけるケースもあります。
子供を歯磨き好きにさせる方法!
うちの子たちはみんな、3歳前後には「歯磨きすき!」となっていました。
理由は簡単。
歯磨き粉が美味しいからです!
市販のものでは虫歯が出来る可能性が高いと聞いたため、お医者さんの勧める「絶対に虫歯を作らない歯磨き粉」を使っていました。
ベビートゥースペーストジェルは、仕上げ磨きの時に、ジェルをちょいとつけるだけ。
泡立ちもしないし、おいしいから多くの子どもは喜びます!
トゥースペーストジェルの特徴は…
- 赤ちゃんが飲み込んでも安心成分
- ケイ素で口の中を清潔にする
- ガーゼにつけてこするだけでもOK
いくら子供のために必要な歯磨きであったとしても、
嫌がる我が子を押さえてなだめて歯磨きするのは大変じゃないですか?
身体労力もかかるし、気持ちもへこみますよね。
そう、歯磨きってママにとってもすごく辛い…
そこでおすすめなのが、「歯磨きはおいしいよ!」「甘い時間だよ!」と誘導すること。個人差はありますが、試してみる価値は大いにありです!
日本の子供の虫歯率
お母さんたちの小さいころを思い出すと、仕上げ磨きなんてされなかったと思いませんか?そのせいで、昔の虫歯率はとても高かったんです。
それに比べて「仕上げ磨き」推奨の今の時代の子どもたちの虫歯率はとても減ったんですよ!
- ママへ仕上げ磨きを推奨する
- 児童館や幼稚園、小学校で歯磨き指導がある
その代わり…
子どもたちの虫歯が減ったことと反比例して増えたのが、「子供の歯磨き大変~」というママたちの奮闘の声です。
子育てって、他にも大変なことたくさんあるから、手を抜けるとこは工夫して、手を抜いちゃっていいと思います!
というか、そうしなきゃやってられないTT
まとめ
- 歯磨きを嫌がる赤ちゃんに、歯磨きをさせるのはとても大変!
- 赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由は、「歯ブラシの感触がきらい」「口をあけたくない」「ママの顔の見え方がちがう」。
- 赤ちゃんに歯磨きをさせる方法…
1.赤ちゃんの好きなキャラクターの歯ブラシにする
2.歯磨きナップをつかう
3.歯磨き途中にこまめに唾液をはきださせるか、ガーゼでふき取り口の中にたまらぬようにする
4.歯磨きをするときの体勢を、馬乗りに変えてみる
5.赤ちゃんが歯磨きを好きになるような、絵本や動画をみせてうながす - 歯磨き粉をつけていなければ、赤ちゃんにうがいをさせる必要はない!
赤ちゃんの歯磨きを始める時期は、離乳食を始めて、歯が生え始めた頃ですよね。
しかし、子どもが嫌がる時に無理矢理やってしまうと、逆に歯磨きに対して「恐怖心」を与えてしまいます。
赤ちゃんの「イヤ」には必ず理由があり、工夫一つで解決することも十分に可能。
「歯が生えてきたから絶対に歯磨きしなくちゃ!」という気持ちだと、赤ちゃんにとってもママさんにとっても逆効果です。
先にも述べたように赤ちゃんの口内はよだれによって最近が外に排出されているので、大人の口内よりもずっとキレイです。
なので、赤ちゃんのイヤという理由を見つけ、上記を参考に解決策を見出して下さい。
この記事はこの方に監修していただいております。