出産祝い 渡す 時期
  • 出産祝いを渡す時期は?
  • 遅いと早い、どちらがNG?

友人や知り合いが出産をしたときに、出産祝いを渡しますよね。しかし出産祝いに関する伝統を知らない場合などは、出産祝いを渡す時期やマナーを知らなくて焦ることがあります。

そこで今回は、出産祝いを渡す時期と、渡すのを避ける時期などについて、詳しく調べて紹介していきます。

出産祝いを渡す時期は?

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出産祝いを贈る時期には、昔から推奨される時期というものがあります。

これから出産祝いに関する伝統の一つとして、日本における出産祝いを渡す時期について紹介していきますが、その前にもっとも大切なことをお伝えしたいと思います。

それは、「おめでとう」という気持ちを伝えることが、何よりも一番、相手にとって嬉しいことだということ。

赤ちゃんが生まれたことを心からおめでたいと思い、その気持ちを贈り物に託して相手に伝えることに、決められた時期などありません。

以下に紹介するのは、あくまでも「伝統を元に推奨される、出産祝いを贈る時期」ですので、必ずそうしなければいけない縛りがあるわけではありません。

泣く女性

こんな記事を偉そうに書きながらも、産後すぐ病院に行っちゃったり、内祝い時期を過ぎてから一人遅めに出産祝いを贈っちゃった過去のある私です。

無知の恥を踏み台にして、調べつくした出産祝いを贈る時期について、以下を参考にしてください。

出産祝いを六曜で考えると

さて、お祝い事、といえば大安吉日が良しとされますよね。そして、仏滅にお祝い事は避けるべき、ということは伝統行事に詳しくない若者でさえも知っている六曜の常識です。

赤ちゃんが生まれた出産祝いを贈る時期についても、やはり仏滅は避けたほうが無難です。大安はGOODですね。

六曜に照らした出産祝いを贈る日選び。
  • 大安:出産祝いを贈るにふさわしい日
  • 仏滅:贈り物・祝い事は避けたほうがいい日
  • 先負:出産祝いは午後にうかがう
  • 先勝:午前にうかがう
  • 赤口:正午にうかがう
  • 友引:正午を避けてうかがう

    お七夜ってなに?

    お七夜…出産しない限り、縁のない言葉でしたが、今ではしっかりと説明することができます!

    お七夜とは、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に、名前をつけて健やかな成長を願う「お祝い」のことです。

    平安時代から続く伝統的な日本の命名式として、今日でも出産祝いの贈る時期の目安として、その意味と共に伝わっています。

    なぜ7日目に名づけるの?。

    「何で7日目に名づけるの?生まれてすぐじゃダメなの?」は現代の平和の国で暮らしているからこそ生まれる疑問です。

    昔の日本ももちろん、現代でも医療の行き届いていない地域で、生まれた赤ちゃんが7日目まで生き延びられる可能性は、多くありません。

    平安時代の日本では、誕生から7日目までを、赤ちゃんの生死の一つの節目として考えたため、7日目を過ぎて健康な赤ちゃんに対して祝う慣習が生まれたのです。

    お宮参りっていつ?

    お宮参りは「初宮参り」とも「初宮詣(はつみやもうで)」ともいわれ、赤ちゃんが生まれたことを氏神様に報告する行事です。地方によっては生誕後の31~33日など、男の子と女の子によって日が異なったりもしますが、現代はそれほど綿密ではないことが多いですよね。

    蓮

    我が家も大体生後1ヶ月に神社にお参りに行きました。

    慣例では「父方の祖父母」も付き添うとあるので、お宮参りの日にあらためて、親戚で出産を祝うという家庭もめずらしくありません。

    そしてこの、お宮参りの時期は同時に、内祝いを準備する時期でもあります。1ヶ月検診を終えて、ママもやっと活動的になれる時期でもありますよね。

    お七夜とお宮参りの間がベスト?

    内祝いの意味。
    • 内祝い:出産祝いをくれた人へのお返しの贈り物

      つまり、赤ちゃんが生まれたご家庭で、内祝いを準備する前に、出産祝いを渡しておくことがベスト。内祝いの準備をするときに、出産祝いをくれた人のリストを作って、内祝いをいくつ用意すべきかを考えるからです。

      この内祝いの波に乗り遅れて、あとあとに出産祝いを渡してしまうと、赤ちゃんが生まれた家庭は内祝いを再び準備しなおすことになりかねません。

      これはちょっと避けてあげたいですよね。

      もちろん先方は出産祝いを喜んで、そこまで気にしないと思いますが。

      これらのことを鑑みて、「内祝いを準備するお宮参りの時期」までに、出産祝いを渡すことがベストと割り出せます。

      出産祝いが遅いと失礼?

      遅いとなぜいけないの?

      出産祝いのお返しに相手が内祝いを返礼するのがしきたりですよね。赤ちゃんが生まれた後に、出産祝いをくれた方全員に、お返しの内祝いを用意します。コレが大体お宮参りの時期。

      出産祝いを贈る時期が遅いことで、返礼用の内祝いを、相手方に買いなおさせる手間をかけてしまう。

      それを気づかい、出産祝いをお宮参りまでに贈ることが一般的なマナーとされています。

      が、遅れたからと言って「赤ちゃんの出産を祝う気持ち」があるのならば、こんな慣例を気にせず、お祝いを渡してもいいと思いますよ。

      「遅れちゃったから、内祝いはいいよ!」と気遣いを添えればいいだけのこと。

      遅れたから贈らない、という選択よりはよほど、相手に喜ばれると思います。

      遅くなりそうなら郵送で!

      お七夜とお宮参りの間の1ヶ月間に、どうしても先方へうかがうことができない場合は、郵送で出産祝いを贈るといいでしょう。「出産祝いを郵送で贈るのは失礼?」と思われるかもしれませんが、割と一般的な方法です。

      蓮

      出産祝いを贈る時期が、お七夜からお宮参りの3週間ほどだというマナーは、忙しい現代人には都合がつきにくいものですからね。

      もちろん相手方に電話や手紙でお祝いを伝えることをお忘れなく!

      そして、出産祝いを期間内に贈ることは別として、数ヵ月後でも赤ちゃんとママの顔をみるために、都合をつけて会いに行ってあげてくださいね。

      気付けば産後数ヶ月たってたとき

      忙しさに振り回されていると、気付けば「しまった!出産から4ヶ月もたっている!」なんてこともありますよね。

      4ヶ月どころか10ヶ月たって、「出産祝い贈らなきゃ…贈らなきゃ…」と忘れ続けるつわものもいます。

      出産祝いを贈り忘れてなおかつ、「もう贈らない」という決断にはいたらず、「贈らなきゃ…」をいつまでも荷物として引きずっている方にはおすすめ方法があります。

      産後数か月たってから、出産祝いを贈りたいとき




      産後数か月たってから「出産祝い贈り忘れてた!」と慌ててる方は…「1年後に出産祝いを贈る」という方法がおすすめです。

      …ん?それって…。そう、つまり、もう1歳の誕生日祝いにしちゃえ作戦です!

      「遅れちゃった代わりに、1歳の誕生日祝わせてね!」と一言添えることで、「出産祝いを贈り忘れた…」という荷物をおろすこともできるでしょう。

      この、「出産祝い渡す時期をだいぶ遅れた場合の対処法」はおすすめの技ですよ!

      出産祝いが早いとどうなる?

      誕生前はタブー?

      出産は命がけです。ママも赤ちゃんも極限の生命力をかけて行う行為。先進国の日本ですら、出産が100%うまくいく!とはいえませんよね。ましてや発展途上国では…。

      出産祝いを贈る側の都合もあり、ベビー誕生の前…つまり、ママが妊娠中に「出産祝い」を贈る人もいますよね。

      祝いたい気持ちはわかるのですが、「出産前の出産祝い」はやはり避けたほうが無難といわざるを得ません。

      出産の時期に妊婦さんが数ヶ月里帰りをする場合は、無事ご出産後に、出産祝いをご実家に郵送することをおすすめします。

      蓮

      郵送は「無礼」じゃなく、割と一般的ですよ♪

      出産して7日以内に病院にいくのは早い?

       

      産後、お母さんは命がけの痛みと戦った体を労わっている時期です。

      立てない人。歩けない人。常に痛む人。後陣痛に悩まされ続けている人。排便機能が弱まっている人など、様々な身体的問題と格闘している時期です。

      トイレが近い産後ママが多い

      特に、出産の箇所に近い排泄の内臓機能や周辺筋肉の調整が上手く行かないママも多く、5~7日目の退院日までにそれらの機能回復をゆっくりと処置している頃。

      骨盤付近を大怪我した重症人同様に、周囲の手厚い看護と気遣いを必要としている時期なのです。

      赤ちゃんの出産を祝って病院にお祝いに行く人も多く、祝われるほうも気持ち的には歓迎でしょう。

      しかしせっかくお祝いに来てもらったのに、ママがトイレから離れられない!ということもしばしば。

      笑顔で応対してくれている影で、下半身は弱った筋肉でプルプルと我慢し続けていることもあるんです。

      産後すぐに病院にお祝いに行くときの決まり

      ですから、どうしても出産祝いに病院に行く方は、以下のことをしっかりと守りましょう!

      出産祝いに入院中の病院に行く場合。
      • 行く前に必ず○○時にいくと連絡して、了承を得る。
      • 行っても長居せずに、30分以内で帰る。(10分でもいいくらい)
      • なるべく赤ちゃんに触らない。
      • 触るときは手を石鹸で洗う。

        出産祝いは「絶対」ではありませんが、おくるみや50~60cmサイズの「今しか着られない!」というベビー服を持っていくと、産後の興奮冷めやらぬママは、泣き出すほど喜んでくれますよ!

        生まれたばかりのぼーーーっとした赤ちゃんの周りに、興奮してベビー服を合わせて喜んでくれるんです。

        生命を生み出した後の興奮状態にいる産後のこの時期の記憶は、生きている間に何度も何度も思い出し、駆けつけてくれた友人のお祝いの表情は一生の宝となりますよね。

        蓮

        あとはママの体調との兼ね合いですね。

        赤ちゃんに触れるときの注意

        産後の赤ちゃん、くたくたでヨワヨワでふにゃふにゃしています。生まれたばかりで免疫力もしっかりせず…。母体からの免疫力を受け継いでるといわれても、心配でたまらない時期です。

        とにかく生命体としてはとても不安定で、産後のママもいつも以上に赤ちゃんの健康のためにピリッとしている時期ですよね。

        「や~~ん!かわいい!」と、病院にお祝いに来てすぐに、赤ちゃんのほっぺをつついたり、小さな手に自分の指を近づけて握らせたりするのは控えてくださいね。

        まずは、ママを安心させるためにも「抱っこしていい?」「触っても大丈夫かな?」とうかがうのがマナーです。

        ママの前で手を洗う




        そして更なる安心感を与えるために、なるべく目の前で手を石鹸で洗ってあげましょう。

        「事前に洗えばいいじゃん!」と思うかもしれませんが、産後のナーバスなママの心の安心のための気遣いの一環として、目の前で丁寧に洗ってあげるといいですよ!

        あと、なにやら病院にある消毒のシュッシュってやつも適度につけて、「綺麗な手で赤ちゃんに触れてくれる」という安心感をママに伝えましょう。

        抱っこしたら短時間で戻そう

        その後、「や~~~ん!かわいいから離したくない!」とか、この時期はなるべく避けてくださいね。

        食べたくなるほどかわいい!って気持ちはわかりますが、抱き続けるのはもうちょっと赤ちゃんが育って、健康が確立されてからがいいかなって思います。(3ヶ月~)

        「すごくかわいいけど、違う人の匂いでびっくりしちゃうといけないから、戻すね。抱っこさせてくれてありがとう。」と、ベビーベッドかママの手に優しく戻しましょう。

        ママも複雑


        ママもこの時期、よくわからない感情が入り混じって複雑なんですよね。

        お祝いに来てくれるのも、自分のベビーをかわいいといってくれるのも、抱き上げてくれるのもすごく嬉しいんです!

        一方で、これからこのベビーの一生の健康と幸福を、自分が守らなければ!という母としての重責が、急に心に降りかかってきているナーバスな時期でもあります。

        なので出産祝いに駆けつける側が、心身ともに「母」として複雑である状態の産後ママを、気づかってあげることと、その姿勢をしっかりとママに見せることが大切。

        「周囲の人のこうした気遣いに支えてもらって、育てていけばいいんだ」という安心感を、ママに伝えてあげてください!

        産後すぐのお祝い、推奨派

        一般的には「産後すぐ病院に行くのは避けましょう」といわれることが多いですよね。

        それもわかるのですが、短時間で、命を懸けたママと赤ちゃんをねぎらう言葉をかけるために顔を見せるのは、私は推奨したいです。

        蓮

        私は産後、出産祝いに病院に来てくれた友人の顔をみて、とても幸せな気持ちになりましたよ。

        力の限りだしきって生み出した赤ちゃんの誕生を、周囲の人たちが喜んでくれるのは、ママにとってとても嬉しいことです。

        行く行かないは産後ママとの関係性に左右されるでしょうが、「産後病院に出産祝いに行くのをやめましょう」という慣例が広まってしまうのは…なんか寂しいものがありますTT

        さいごに

        日本独特の伝統や文化が、私は昔から大好きで、色々調べては文章おこしなどをしている私です。しかしリアルタイムですすんでいく自分の人生においては、「慣例を知らずにうっかりマナー違反」の連続ですよ、私も。

        伝統文化を知らなくても、マナー違反を犯しても、生きていくことはできます。

        しかしベビー誕生を堺に、伝えていくべき日本文化の伝統や礼儀に、急に関心が高くなるのは、どのママも同じではないでしょうか。

        そのベビー誕生の出産祝いを贈る方も同じです。日本に住む大人として、次世代に伝えるマナーをしっかりと「知っておくこと」がまず第一。

        そして、伝統マナーを知りつつも尚、マナー以上に優先させるのは、相手に対する「おめでとう!」という思いの強さであるということもまた、伝えて行きたいですよね。

        最後まで読んでくれてありがとうございました。以下の記事もあわせてお楽しみください。