赤ちゃんがなかなか泣き止まなくてどうしようと思っているお父さん、お母さんはたくさんいるのではないでしょうか。
電車の中や公共の場で赤ちゃんが泣きやまずに困ってしまうと、「こ、この中に、赤ちゃんを泣き止ますのに詳しい方はいらっしゃいますか?!!」と、募集したくなっちゃうくらい困りますよね。
ケド現実は「おぃおぃ、母親!早く泣きやまさせろよ…」という世間の厳しい目にさらされるだけ。
赤ちゃんが小さいうちは、泣き止ませる方法を心得ておかないと、外出先でママは(家でも)苦しい立場に立たされることがしばしば。
そこで今回は、赤ちゃんの泣き止まない理由と、上手に泣きやませる方法を、経験豊かな保育士さんに聞いてみました!
赤ちゃんは、言葉で話すことが出来ない変わりに、泣くことで気持ちを伝えようとしています。
その赤ちゃんの気持ちを汲んで対策をしてあげると、今まで泣いていたのが嘘のように泣き止むことがあるんです!
赤ちゃんが泣き止まない4つの原因
- お腹がすいてる
- ママの緊張や不安
- 体のどこかが痛いとき
- オムツが濡れている時
赤ちゃんが泣きやまない原因は、実は多くの場合上の4つに分けられます。では以下に4つの原因について紹介いたします!
1.おなかがすいた時
赤ちゃんがまず、泣きやすいのがおなかの空いたときです。
お母さんが母乳をあげている時、赤ちゃんがおいしそうに飲んでいるのを見ることはできます。
が、実際にどれだけの母乳の量がでていて、どれだけの母乳の量を飲んでいるかはわかりませんよね。
赤ちゃんが口を外したからもう十分だと思って、授乳を止めてしまうことはありませんか?
でもそのような時、実はおなかがまだ足りてないこともあります。
そして、赤ちゃんが「お腹すいたよー」って泣き止まないことがおこります。
また、哺乳瓶で量を量ってあげていても、赤ちゃんにも個人差がありますし、その日の体調があります。
大人と同じようにあまりいらない時もあれば、もっと欲しい時もあります。
ですから、哺乳瓶の決められた量で足りていない時も泣いたりすることがあります。
赤ちゃんにとって、おなかがすいている時に泣くのはよくあることです。
2.ママの緊張や不安
赤ちゃんは、お母さんの気持ちにとても敏感です。
ですから、お母さんが不安になったり、緊張したりするとその思いが伝わって赤ちゃんも不安になってしまって泣き始めてしまうことがよくあります。
来客の時
例えばお客さんが来て、お母さんが緊張していると、赤ちゃんも不安になります。
赤ちゃんにとって知らない人が来たりすると、さらに落ち着かなくなり、緊張感が高まってしまって、泣き止まなくなってしまいます。
大人は、赤ちゃんがかわいくて抱っこしたりします。が、赤ちゃんにとっては、いい迷惑なことも。
知らない人に抱っこされると、緊張と不安が高まってお母さんを求めて泣いてしまうことがよくありますよね。
お母さんがいなくなる
さらに、お母さんが見えなくなっても不安になって泣き始め、お母さんが見えなくなるまで泣き止まなくて、お父さんがおろおろしてしまうこともあります。
赤ちゃんにとって、お母さんの存在と心の状態が普通であることが重要なのです。
とはいえ、「ちょっと1人になりたーい!」って時は赤ちゃんが泣き止まなくても、パパに丸投げでリフレッシュ散歩してくださいね!ママの精神も大事ですから!
3.体のどこかが痛いとき
赤ちゃんは、体のどこかが痛い時も泣いて痛みを教えようとします。
とにかく赤ちゃんは痛いという言葉を言うことが出来ないので、その変わりに泣いて必死に痛みを訴えているのです。
痛いから、必死に伝えようとします。
痛いと言うことを教えることはできません。
とにかく泣いて一生懸命に「痛くてつらいよ」ということを教えているのです。
出産後数ヶ月たつとお母さんは、赤ちゃんの泣き声にも色々と違いがあることを、わかってきます。
が、どこか痛みがある時の泣き方は、明らかにいつもと違う泣き方。
泣き声が、いつもよりも特に甲高かったり、抱っこしても反っくり返って泣いたり、顔も真っ赤にしていつまでも泣き止まないなどと、普段と違う泣き方をしていることが多いのです。
このような時は、体のどこかに痛みがあって泣いていると考えてもいいかもしれません。
4.オムツが濡れている時
赤ちゃんは、自分でまだトイレにいくことが出来ないので、24時間オムツをつけていますよね。
そこで、オムツが汚れて不快な時に「おしっこをしたよ、うんちをしたからおむつを変えて欲しいよ」ということを言葉で言うことが出来ない代わりに、泣いて教えようとします。
最近のオムツは何回分も変えなくて良い性能の良いのも出ていますが、それでも、濡れていたり、うんちがおむつにたまっていたら、気持ちの良いものではありません。
だから、早くおむつを変えて欲しいと泣くのです。
以上のように赤ちゃんが泣き止まない原因は色々とあります。
そこで、赤ちゃんが泣き止まない時の対応で有効な方法を紹介していきますね。
赤ちゃんが泣き止まない時の5つの対処法
- 授乳する
- 飲み物を飲ませる
- ベビーカーでお散歩
- 車に乗る
- おむつや衣類を調べる
1.授乳する
赤ちゃんにとって、授乳は最も安心できる方法の一つです。
それは、赤ちゃんとお母さんの体が密着し、お母さんが赤ちゃんを鼓会うように触れあうことで赤ちゃんに、お母さんへの信頼感と抱かれている安心感が生まれるからです。
さらに、足りていなかったミルクを飲んでお腹が満たされていくことで落ち着くこともあります。
また、お腹が空いていなくてもミルクを飲み始めると、授乳の体勢から気持ちも満たされて、寝始めてしまうこともあります。
授乳は泣き止まない時に試してみるべき最適の方法です。
2.飲み物を飲ませる
赤ちゃんは、とても汗をかきやすいですし、おしっこも良くします。
当然、体の水分が必要になってきます。
赤ちゃんはきづかないけれど、体が水分を欲してきて大人だと喉が渇いた状態になっていて、泣き止まないということもあります。
ですので、赤ちゃんに飲物を与えることも赤ちゃんが泣くのをとめる一つの方法です。
この場合、赤ちゃん用のマグカップを持たせることで気持ちがマグカップに移り、泣く気持ちも和らぎ始めるなんでこともあります。
そして、喉も潤すことができると落ち着いて泣き止むことにつながります。
一見「母乳と同じじゃん。」と思うのだけど、母乳上げられない状況のときなどにおすすめ。
3.ベビーカーでお散歩
室内で泣きやまない時は、お散歩がお薦め!
「お外に遊びにいってみようか」などと声をかけながら、気持ちを室内から外に向けてあげることで少し泣くのが弱くなるかもしれません。
そうなればチャンス。
そのまま、お外でお話しをしながら散歩をしたら、すっかりと泣き止みます。
もし、外に行くのもぐずって大泣きしているようでしたら、抱っこしながら、空の雲の話しを見たり、木や花を見て、何か興味になりそうなものを捜して声を色々とかけてみます。
思わぬ興味の出る物が現われたら、赤ちゃんはご機嫌に変身します。外の世界は赤ちゃんにとって、好奇心を大きく刺激されるミラクルワールドなのです!
また、家に赤ちゃんと閉じこもりっきりのママにとっても、
外出や散歩はすごくリフレッシュになりますよね!
4.車に乗る
赤ちゃんは、車に乗ると泣き止むことが多いです。
不思議なのだけど、大泣きしててもドライブが始まると、とたんに泣き止み寝てしまうことがしばしばあるんです。
特に、夜になかなか寝付けず、大泣きして泣き止まない時。
車に乗せ、町の一角を一週するだけですぐに寝てしまいます。
我が子はよく、そんな経験をしました。
恐らく、車の振動がゆりかごのようになり、安心感を生んで寝やすくなるのだと思います。
ですから、赤ちゃんがなかなか泣き止まない時に、車に乗せるのも一つの方法と言えます。
この、車の振動を電池一つで再現して、「赤ちゃんを座らせると寝ちゃいます!」ってベビーチェアがあったけど、そっちの効果はイマイチだった気がしますwやっぱ車じゃないとダメみたい?
5.おむつや衣類を調べる
赤ちゃんは、おしっこやうんちをしても「おむつを変えて」ということが出来ません。
だから、なかなか泣き止まない時には、おむつが濡れていないか、汚れていないか、まず調べてみるのも大事です。
また、あせをいっぱいかいて洋服がぐっしょり濡れてしまっているのかもしれません。
それで、気持ちが悪いのを一生懸命に泣いて教えているときもあります。
なので、洋服が濡れていないか、汚れていないか、よくみて、汚れていたら着替えると気持ちよくなって赤ちゃんも泣き止みます。
わたしの多くの失敗談wと、赤ちゃんに困ってるママへ
赤ちゃんは泣くものです。
じゃあ何のために泣き止ませるの?
というと、「他の人の迷惑になるから」なんですよね。
この大前提を、私はわかっておらず、数々の失敗とストレスを積み上げてた記憶があります。
赤ちゃんを無理に、いつでも泣き止ませようとがんばらなくていいんだよ!って、若くて一生懸命なママたちに言いたい!
そうはいっても赤ちゃんに優しい人ばかりじゃない公共の場では、「スグに泣き止んでほしい!」ってこともしばしば。
そういうときのための上記の「5つの対処法」であり、「泣いたらすぐやってみて!」って物ではありません。
「いや、あなた子供が育ったからそう言えるけど、実際に泣き続ける赤ちゃん抱えてる私は大変なのよ!」
と思われるかもしれませんね。
私も思ってました笑
けど、子供って赤ちゃん時代よりも、その後の時期が、ものすごく長いじゃないですか。
幼稚園、小学校、中学校、高校と、子供ってそれぞれに問題がおこります。
そんなときに、赤ちゃんだった頃に、泣き続けて大変だったことを、「でもかわいい。でもとても大切。」と、横で泣き続けられるストレスに耐えてきた1年間が、生きてくるんですよ。
「いまも大変だけど…あの頃も大変だったよな。」と。
そのとき培われたママの子供に対する「忍耐力」が、その後のかわいくなくなった頃(笑)にも、辛抱強く子供と向き合う覚悟につながるんですよ。
簡単に自分を好きになってくれた異性への関心はすぐになくなるけど、片思い◎年で、告白してはフラレ、告白してはフラレ…を繰り返して、辛い時期を乗り越えて、ようやくカップルになれた相手のことを、一生大事にできる…みたいな?笑
相変わらずたとえがずれてるかもw
だから、いま孤立無援で、夜眠れなく、赤ちゃんの対応を1手に押し付けられて(絶対に夫婦分散すべき仕事!!!)、助けもなく、しかもその努力を「母なら当たり前だから。」「母親みんなやってるから。」と、褒められもせず母神話とかれて、身も心もボロボロのママたち!
生きるから、その経験!
赤ちゃんの泣き声をずーっと聞くって、鳴り続ける目覚まし時計よりもきつい苦しみ。
言葉は通じないし。
やってもやっても評価されない。
けど、ママが背を向けたら、生きていけないか弱い存在。
やるしかないんです!
やりましょう、がんばりましょー!
私たちは、ワンオペ育児を母たちががんばる最後の時代かもしれません。次世代はアメリカみたいにベビーシッターが一般的になるのかも。乗り切りましょう、この時代を!
泣き続ける赤ちゃんと向かい合い続けたって、必ず、素晴らしい誇りとして、心にいき続ける経験になりますから!
そして願わくば、数年後には、「パパが半分手伝って当たり前」の日本になりますように。
電車の中で泣いてる赤ちゃんをみたら、どうする?
わたしは電車の中とかで必死に赤ちゃんを泣き止ませようとしているママをみたら、「かわいい泣き声ですね!」と周囲にも聞こえるように声をかけてます。
周囲の「うるせーな」って人の心にも、ちょっと響くんですよ。
赤ちゃんはほんとにかわいいですから。
泣き声ですら、ね。
そして、その一言で、ママの気持ちがどれだけ安らぐか。
眉間に寄せてたしわがふっとなくなって、「かわいい我が子を褒められた嬉しさ」で顔がほわっと安らぎます。
ママも本心では思っています。
大人社会の都合に合わせて、泣いてる赤ちゃんを静かにさせられるわけないって。
周囲がちょっとだけ、「赤ちゃんの泣き声、うるさいなんて思ってないからね!」と伝えるだけで、ママ1人にかかっているプレッシャーは緩和します。
そのママのリラックスを感じ取って、今度は赤ちゃんが泣きやみます。
ママと赤ちゃんは一心同体。
赤ちゃんを平安にしてあげたいならば、まずはママの心を平安にしてあげるといいんです。
電車で泣いている赤ちゃんがいたら、「お前の仕事だろ?早く泣き止ませて、人様(おれさま)に迷惑かけないようにしろよ」って考えの人が、残念ながら多いと感じる日本社会。
ちょっとずつでもかわりますように。
まとめ
- お腹がすいてる
- ママの緊張や不安
- 体のどこかが痛いとき
- オムツが濡れている時
- 授乳する
- 飲み物を飲ませる
- ベビーカーでお散歩
- 車に乗る
- おむつや衣類を調べる
赤ちゃんが泣き止まない時は色々な場面で生じます。
その時は焦らず、落ち着いて、幾つかの対応の可能性を挑戦してみてください。
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