そしてバトンは渡された(瀬尾まいこ)
4回苗字が変わって、7回家族形態が変わった女の子のストーリーなのですが、この子がふわっとしててものすごくかわいい!
2019年本屋大賞を受賞した作品です。
複雑な家族構成の闇を一切感じずにすむんですよ。
読んでみると、まぁまぁ複雑な話しなんですが、よくもぐれずにここまで大きくなれたもんだと、感心します。
あらゆる幸運と、そしていびつだけど本物の愛によって、守られて育ってきた、素敵な女の子です。
複雑な家庭環境であろうとも、まっすぐ育つことが出来るんだなって言うのと、それをこんなに素敵な文体で、しかも飽きさせることなくストーリーにできる作家さんがスゴイです。
「そしてバトンは渡された」の原作も映画も、「梨花さんが酷い!」との感想が多いですよね。梨花さんは養母で優しい女性なのですが、少々自分勝手で子どもの優子は振り回されてしまいます。
私は映画も見たのですが、個人的に映画の方の梨花さんの方が好きでした。
事情を鑑みても納得できるし、色々とつじつまが合う。
原作の方の梨花さんは、あまりにも自分勝手で理解しがたいのに、映画は石原さとみさんの演技力もすごいので「それならしかたない」と納得できてしまうんです。説得力のある役作りをしていて、さすが!と思いました。
個人的には映画の方が、梨花さんを理解するにはいいかなと思いました。
原作を見て梨花さん酷い!と思った方は、ぜひぜひ映画(→こちら)も見てみてくださいね。
原作そのもののキャスティングで、映画作った人すごい!と思いました。
感想・レビュー