陣痛の時どうすればいいの?仕事が忙しくてマタニティクラスとか出られなかったパパは焦りますよね。妊娠という体の変化を自然に受け入れるママとは違い、パパは喜びもつかの間。
「俺は出産のとき何をどうすればいいの?」とさっぱりわからないはず。
出産時はさすがにママと赤ちゃんの頑張りにかけるしかありません。が、出産に行くまでの数時間、陣痛で苦しむママに出来ることはあります!
私が実際してもらってうれしかったことや、周囲のパパママからの情報をもとに、陣痛時のにパパができる6つのことを紹介いたします。
陣痛のときに、夫が出来ること6選!!
陣痛は激しい痛みを伴うまさに「命がけ」の苦しみ。そんな中、一番の支えになってくれるのは「パパ」なのです。そんなパパが陣痛時に出来ることを紹介します。
- 一緒に病院へ行く!付き添う!
- 褒め続ける!
- 水分補給をサポート
- 一緒に呼吸法を行なう
- 横にいる
- マッサージでサポート
1.一緒に病院へ行く!付き添う!
急な痛みを抱えながら、ママが一人で病院に向かうのはとても危険です。もちろんそういうママも多いのですが、不安で仕方ありません。陣痛が始まったら側にいてほしい。それは自然な感想です。
荷物は重いしタクシーはつながらない。タクシーの中で陣痛が始まったら?
「産む」ことだけに集中したいママは、産む以外の事を全てケアしてほしいんです。
「陣痛が始まった」→「すぐに行くからまってて!」というスピード感があれば素敵ですね。しかしいつも通りに「で?俺は何をすればいいの?指示してくれる?」の【指示待ち夫】は妊娠中には重荷でしかないので、どうか自分で考えて、ママから「指示する手間」を省いてあげてくださいね。
ただ、仕事で忙しくて、いきたくてもいけない場合も多々ありますよね。
出産日付近にはあらかじめ職場の同僚に話しておくとか、重要な仕事を入れないなどの工夫を、できたらしておきましょう!
2.褒め続ける
いざ陣痛が始まり、立ち会って見ると、まぁ男っていうのは一気に情けない生き物に変わります。
(悪いって意味じゃないですよ。何していいかわかりませんもんね。)
陣痛は体を引き裂かれる痛みなので、普段の妻とは全然違うから無理もありませんよね。よこにいて「何をしたら良いのか分からない」というのが男性の本音でしょう。
…こんなこと言うのもなんですが、何かをやろうとしても無駄な努力です。たいてい何をやっても「やめてー!」と怒られます。
身体が制御できないくらいの痛みなので、見当違いに触られると痛みが強まり叫ぶしかないからです。
そこで大事なのが声掛けです。苦しんでいる妻に、ひたすら声をかけ続けるんです。「看護師さんもいるし恥ずかしいし」じゃありません。死ぬほどの痛みに耐えてあなたのお子さんを産もうとしている女性の、少しでも力になりたいのなら、大きな声で「頑張ってるね!すごいな!」と、何時間でも呼びかけ続けてください。この痛みはけがの痛みではなく出産の痛みです。
痛みに耐え続ける➡出産を助けている!ってことですから、声がけのパワーは確実に安産の助けになります。
- ◎「頑張ってるね!すごいね!」
- ✖「頑張れ!頑張れ!」
まぁ、細かいですが…「頑張れ!もっとがんばれ!」って言われ続けて陣痛中腹立ちましたよ、わたしは。めっちゃ頑張ってるってのに、「もっとがんばれ」てwって。
目の前で陣痛に耐えながら頑張っているママに、頑張りが足りないのかと追い討ちをかけるような声がけ。
どのママにきいてもめっちゃ評判悪いので、ご注意ください!
◎「頑張ってるね!その調子!すごいね!偉いえらい!」
こっちの方がはるかに嬉しかったし、「ようし!この調子でやるぞ!」って力になりました。褒めましょう!奥さんを!その声は耳に届いています!
3.水分補給をサポート
出産時は相当な体力を消耗します。冷房も効いているはずの室内なのに、ママはかなりの量の汗をかきます。
当然のども渇くので、ママが欲しがるときにすぐに渡せるよう、水を用意しておきましょう!
その時に「早くしろー!みずーーー!」と命令口調でも、許してあげましょう。痛みの大きさに、気を遣う余裕が妻にはないんです。
汗の量がすごいからと言って、余計にのどが渇いてしまうスポーツドリンクなどはNGです。
麦茶や水、ノンカフェインの飲み物を用意しましょう。又、体を横にした状態で飲むことも多いので、ストローも準備しておきましょう!
(ストロー忘れても、病院の売店に必ず売ってるからダッシュで買いに行きましょう!)
4.一緒に呼吸法を行なう
陣痛が苦しくなると、それに耐えようとしてママの呼吸は速くなったり、乱れてきます。出産までの数時間は、陣痛室って部屋で看護師さんも付き添わずに放置されっぱなしなこともしばしば。
つまり、妊娠中に一緒に練習した「ゆっくり吸って~、ゆっくり吐いて~」という呼吸法を誘導するのはパパの役目。
助産師さんのように、ゆったりの呼吸をうながして、痛みを逃してあげましょう。
呼吸が浅く早くなると余計な疲れがたまります。数時間かかる出産の間のママの体力サポートとして、これを誘導する価値はあります。
…しかし、「うるさい!」と一喝されることもしばしば(笑)
体を引き裂かれる痛みの中、涼しい顔をして痛みを全く感じていないパパの存在そのものがイラつくって事もあるんです。
ごめんねw許してあげてください。本当に本当に痛いんです。
5.横にいる
陣痛に耐えているママを目の前にしても、何もできないが男です。思いのほかの痛みにママも「あれやって!これやって!」と、陣痛時には求めてこないでしょう。
どちらかというと「余計な事やらないで」ってママが多数。痛みに耐えるのだけでも必死で、人に物事を指示する余裕がないんです。
ですから、「何かやってあげよう!」というスタンスではなく、ただ自然にママの横にいましょう。叫ばれたり怒鳴られたりするかもしれませんが、怒鳴る相手もなく孤独に痛みと戦わせるのはかわいそう。
せめて、側にいてあげてくださいね。
マッサージでサポート
陣痛の痛みを和らげるためのマッサージがいくつかあるので、次で細かく紹介して行きます。
陣痛の痛みを和らげる、マッサージ法!
- 腰から尾てい骨にかけてマッサージ
- 肛門付近を押してあげる
- アロマやBGMでリラックス
腰から尾てい骨にかけてマッサージ
赤ちゃんが生まれようとすると、ママの骨盤を強く押してくるので、尾てい骨付近が急激に痛くなります。
マッサージの方法としては、背中から尾てい骨に向かって手のひらでさするイメージです。強く押すというイメージではなく、ママの呼吸に合わせて背中から尾てい骨、お尻付近をさする感じです。
このマッサージをやっていると、ママも楽になることを実感して、「もうちょっとここ」「もうちょっと強めに」など、要望してくることがあります。
そういわれたら、ママも楽になったんだ!というサイン。何時間でも続けてあげましょう。
肛門付近を押してあげる
出産が近くなると、ママは赤ちゃんを急に生み落としてしまおうとする力が働きます。出産は自然の行為なのだけど、急にいきむと産道が急に開いてさけてしまうことも。そこでお医者さんとかいない時にママがいきみたそうにしていたら、
「肛門付近を押してあげるといい」とか、マタニティブックとかに書いてあります。
しかも固い硬式テニスボールとかでって書いてあります。
…できますか?
テニスボールで妻の肛門を押す。
…やる?できる?
…無難にナースコールでOKですw
無理しないで、パパ!
アロマやBGMでリラックス
音楽を聴いてリラックスするという方法は定番ですね。今ではスマホに好きな音楽を取り入れて気軽に聴くことが出来ますし、陣痛で苦しんでいるママに好きな曲を聴かせるのも、陣痛の痛みを和らげる効果に繋がります。
ただし、陣痛が弱いうちだけ。
そのうち痛みで音楽なんて聞こえなくなります。
アロマが好きなママであれば、当日パパがアロマをセットをしていくのも良いでしょう。今はマタニティ用のアロマセットの種類も豊富なので、陣痛時に気がまぎれるようアロマオイルを忍ばせるのは得策。
ただ、「さぁ~アロマだよ!俺って準備万端ですごいだろ?」とかやめてあげてくださいね。
申告とかしなくてOKです。こんな時まで「俺を褒めて」はいりません。さりげなく香らせてあげましょう。
さいごに
ママの体型が変わっていく姿にもビビッてしまうパパなのに、陣痛となると、目の前が真っ白になってしまうでしょう。
ですが、一人で出産に向けて立ち向かうママはもっと不安な気持ちだったり、恐怖を感じつづけます。出産というのは本当に命がけの痛みが続きますからね。
- パパが何もしないと不満。
- パパがいないと不安。
- パパがいて、張り切って何かやろうとしていると苛立つ。
それが出産ってものです。ママの方に悪気はない。とにかく死ぬほどの痛みってことです。陣痛時のママはとてもデリケートなのでそこも配慮しなくてはなりません。
ポイントとしては「してやる!」というスタンスではなく、「出来ることをやろう!」という姿勢が大切です。
今回紹介した方法も、はっきり言って「こんな事くらい分かっているよ」「すぐに出来るよ」という内容ばかりです。
しかし、陣痛で苛立っている、デリケートなママにとっては「これくらい」がちょうど良いんです。
陣痛や出産で不安なママを「一人ぼっちにしない」という事が、何より大事かもしれません。