中学生におすすめの本5選!あらすじと私の感想

中学生 おすすめ 本

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  • 中学生におすすめの本は?
  • 簡単なあらすじ紹介!

夏休みの読書感想文に苦戦している中学生のために、おすすめ本の紹介と、簡単な読書感想文の書き方例をお伝えしていきます。

以下を丸写しではなく、発想を広げて本の世界に興味を持つ足がかりにしていただければと願います!

「窓際のトットちゃん」のあらすじ・感想

あらすじ
好奇心旺盛なトットちゃんは、学校の授業中でも外が気になってしょうがありません。授業をきかないトットちゃんはあるとき学校を退学になり、新しい学校の校舎はなんと、「古い電車」の教室でした!そこにいた校長の小林先生は、いつまでもしゃべり続けるトットちゃんの話し全てに、忍耐強く耳を傾けてくれ、トットちゃんはあっという間にこの学校も校長先生も大好きになりました…。

「窓際のトットちゃん」は、黒柳哲子さんの自伝的小説。

今の小学生は黒柳哲子さんを知っているのかしら?と思いますが、「哲子の部屋」などでテレビでも見る顔なので、知ってる子も多いでしょう。

 

公立の小学校を退学。現代に置き換えると一大事ですが、トットちゃんのお母さんはトットちゃんに知らせません。ただ、「新しい学校へ行こう!」とだけ言って、トットちゃんの手を引いて、電車の学校へと連れて行きます。

 

母として、「公立小学校を退学になる」ということは、大きな衝撃だったに違いありませんが、それを胸に押しとどめて、罪のないトットちゃんの心の負担にならないようにしたお母さんも、すごく立派だと思います。

 

古い電車を校舎にした学校で、トットちゃんは自分と同じように、普通の小学校の枠に収まりきらない、個性豊かなメンバーたちに出会います。

 

そもそも先生からして、「さあ、好きなことから勉強を始めてください!」と、授業科目すら決まっていない自由の中で、子どもの自主性や独創性が何よりも大切にされる環境を作ってくれるのです!

 

毎日普通に決められた授業科目にしたがって、教室で授業を受け続ける生徒には、窓際のトットちゃんの世界は異質にうつるに違いありませんね。

 

けれども、「やりたい勉強からやる」「わからないところが出てきたら先生に聞く」「先生はわかるまで教えてくれる」。これが本当の勉強なのだと、読んでいるうちに気付かされます。

 

そして、公立の小学校では授業中に窓際にたっただけで叱られていたトットちゃんですが、新しい「トモエ学院」では「君は本当はいい子なんだよ!」と、毎日のように校長先生に言われて、トットちゃんがのびのびと成長していく様子がえがかれています。

「はてしない物語」のあらすじ・感想

はてしない物語、というか、文字通り直訳の「終わりのない物語」といったほうが正確だと感じます。本の内容と現実世界がループして、どちらが現実なのか、読み手にもわからなくなってくるのがこの本の特徴です。

 

全体的にファンタジー要素が強いものの、主人公のバスチアンが「気弱ないじめられっこ」という等身大の親しみやすいキャラクターなので、今でも小学校高学年から中学校、高校生の読書感想文の題材として人気の作品です。

 

作者のミヒャエル・エンデの書くファンタジーの世界は独特でありながら、簡潔で無駄のない文章ゆえに物語の世界感を自然に感じることが出来ます。

 

また、主人公バスチアンが「ネバーエンディングストーリー」の中で少しずつ勇気と希望を持って行動する強さを身につけていくのも、読み手にとっては嬉しい成長ですね。

 

「モモ」のあらすじ・感想

あらすじ
モモという心優しく、人の良さを見抜いてはその人を褒め、自信を取り戻させてくれるホームレスの女の子の物語です。ある時モモは「灰色の男たち」という正体不明の存在に、『時間』が奪われていくことを知ります。灰色の男たちから時間を取り戻すためにモモの冒険は始まります…。

わたしが中学生のときに夢中になって読んでいた物語です。モモを読んだときに初めて、「この物語が終わって欲しくない!」という気持ちを感じました。

 

面白すぎて、いつまでも読んでいたいという感覚です。現代では「○○ロス」なんて言葉で、ドラマのワンクールが終わるときにささやかれますよね。

 

よくよく考えると、モモはホームレスであり、他にも出演するモモの友達も、普通に学校に行く環境ではなさそうな気がします。

 

そして時間泥棒というテーマ。物語がすすむごとに、時計や時間に追われてすごす現代人の忙しさが浮き彫りになってくるんですよね。

 

それに対して主人公モモの大切に思うものの素朴さ、純粋さに、ハッとさせられます。

 

リア中とか忙しくすごすこととか時間に追われることで、忘れてしまっている何かを思い出させてくれる温かい物語です。

 

「モンテクリスト伯」のあらすじ・感想

あらすじ

美しい婚約者と、出世を約束された誠実な青年エドモンダンテスが主人公。エドモンをねたんだ恋敵のフェルナンと、出世をうらやんだダングラールの手によって、エドモン・ダンテスは冤罪で投獄されてしまう。

難攻不落のイフの獄中で幸運な出会いをはたし、無事に脱獄に成功するエドモンダンテス。獄中で過ごした時間はなんと14年。19歳の青年は33歳になって、やっと自由を手に入れた!そして、自分を冤罪に陥れたフェルナンとダングラール、冤罪を下した判事のヴィルフォールに、狡猾な復讐計画をたてていく…。

19世紀フランスの小説家、アレクサンドル・デュマによる脱獄小説。

 

誠実で実直な青年が、自分を冤罪に陥れた3人の人物を心底憎み、巧妙な復讐計画を遂行していくのは読み手にとって「正義の鉄槌」がふりおろされる快感をもたらす。

 

一方で、善人であったエドモン・ダンテスが人生をかけて「復讐」という暗黒の闇にとらわれていく不幸をも目にしなくてはならない。

 

人を疑うことを知らなかったエドモン・ダンテスが、自分の無垢な善意さえも憎み、ただ冷酷な復讐者として姿や名前を変えて、敵の前に姿をあらわすシーンは見物(みもの)です。

 

ただ、エドモンが良心にとがめられ、復讐半ばに何度も苦悩する場面も、読み手の心をひきつけるポイント。

 

そして、復讐対象のフェルナンやダングラール、ヴィルフォールが、エドモン・ダンテスの正義の鉄槌がくだされなくともすでに、己が罪で破滅の道を歩んでいることにも、世の無情を感じます。

 

一番の泣かせどころは、結婚を約束していた婚約者メルセデス。

 

脱獄後モンテクリスト伯と名を変えて、数十年ぶりに再会するかつての恋人。

 

誰にも正体を知られないのにメルセデスだけが敏感にモンテクリスト伯の正体を見抜き、その事実を隠してきたことからも、メルセデスの賢明さを感じ取れます。

 

また、かつての恋人を裏切って敵と結婚した自分こそ、一番の復讐すべき人間であると罪を嘆くメルセデスは、哀れです。

 

このお話しで一番不幸な人間は、冤罪で14年を獄中で過ごしたモンテクリスト伯よりも、運命に翻弄され続けるメルセデスであると考える読者も多いでしょう。

 

物語の終盤に姿を消すモンテクリスト伯に、「メルセデスをつれてってあげて欲しい!」と願った人も多いはずです。

 

復讐が爽快、明快なものではなく、ただ更なる不幸を生み出すだけのものだということを、鮮明に描いた名作です。

 

「クリスマスツリー」のあらすじ・感想


クリスマスツリー (新潮文庫)

 

あらすじ

毎年ニューヨークのロックフェラーセンターには、20mを超える大きなクリスマスツリーが飾られます。何十万人もの人が目にするその立派なクリスマスツリーにふさわしい木を、何年も前からアメリカ中を飛び回って探し続ける造園家の主人公。

あるとき木を探すためにアメリカ中をヘリで飛び回っていたときに、1本の見事な木を見つけるのだが…

 

クリスマスを題材にしたお話しですが、物語はクリスマス以外の次期にすすめられます。

 

毎年クリスマスになると、ニューヨークだけでなく、日本の大都市でも街中に大きなクリスマスツリーが飾られますよね。

 

「わ~きれい!」なんて、足を止めてその美しさに見とれる横で、まさか「来年のクリスマスツリー探しを開始せねば!」と造園主が裏方でがんばっているなんて、思いもよりません。

 

そうやって何年も何年も、「いいクリスマスツリー」になりうる木を捜し求めている造園主は、いつしか木を見る眼力が研ぎ澄まされていきます。

 

ある年同じように、アメリカ中をヘリで飛び回っているときに、この上もない極上の木を発見します。しかしその木にまつわる話を聞いて、その木「トゥリー」をニューヨークの真中に飾り立てるクリスマスツリーにすることを諦めます。

 

その木と人生をともにしてきた、ある女性との親交を深めることで、忙しくあわただしく仕事に振り回されて生きる主人公の人生に、ほのかな光が宿ります。

 

全体をとおして、なんて無欲でシンプルな話だろうと感動します。ただ、街中に飾るクリスマスツリーにふさわしい木を探すだけ。それだけの話なのに、なんて深い想いが書かれているんだろうと、何度も読み返したくなる1冊。

 

そして、シスターアンソニーという木の持ち主の尼さんのもつ、力強い大木のような想いと生き方に、感銘を受けます。

 

都会の喧騒の中、他人との比較と切磋琢磨をただひたすら繰り返して生きる人たちに、ぜひ読んで欲しい、一生をかけた人と木の友情物語です。

 

ラストを読んでからまた冒頭に戻って読み直し、冒頭で起きたことをやっと、理解できるでしょう。

まとめ

子供にとって読書感想文は曲者の宿題ですよね。

 

なにを書けばいいのか、はもちろんですが、なんの本を読めばいいのか、というところから悩む子もたくさんいます。

 

毎年夏休みに子供と一緒に本を選ぶことを、親子で楽しんで頂ければと思い、今回すう作品を紹介させていただきました。

 

本好きの中学校、高校、大学時代を過ごしたわたしなりに、中学校のとき何を読んでいたかを思い出しながら、今後も思い出し次第、追記していきます。

 

ぜひとも読書感想文を気に、すばらしい文学の世界に興味を持つ子どもが増えたらと願います。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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