浴衣にスニーカーや靴はあり?おすすめは白にハイカット!
  • 浴衣にスニーカーはあり?
  • 浴衣に靴って変?

毎年夏になると、浴衣に袖を通すのが楽しいお祭りが盛りだくさん!

しかし浴衣といえば、通常は下駄か草履がコーデとして一般的。

古い時代からの夏の和装なので、下駄がセオリーと思い込んでいる人も多いですよね。

>>浴衣に合うサンダルはある?おすすめ12選

もちろん見た目は浴衣に下駄がベスト

頭から足先まで和装に身をつつめば、気持ちも引き締まります。

しかし現代っ子は日常「靴」に慣れている上に、お祭りで歩き回ると、なれない下駄に足がへとへとになってしまいます。

足の親指と人差し指の間の皮がむけることも。

大人でも苦戦する、浴衣に下駄での長距離の徒歩移動。子供はもっと大変です。

折角の楽しいお祭りの途中に、「ママ~下駄で足が痛い!」ってなりかねません。

>>下駄で足がいたい!というときの対処法も紹介

我が家は浴衣にスニーカー!

ってわけで、我が家の長男は浴衣にスニーカーで祭りに行ってます笑。

次男は歩いても痛くなりにくいサンダルを履いてるけど、まれにクロックスになることも。

下駄という選択肢のない、日本文化も伝統もぶっ飛んでる我が家。

誰も足元見ないで~と思いつつ、毎年必ずご近所さんに「あれ?浴衣にスニーカー?笑」って突っ込まれちゃいます。

浴衣にスニーカー…やっぱりレアだよな。と思ってたら、最近の浴衣事情も現代に沿ってちょっと変わって来ているみたい?!!

浴衣にスニーカー、ここ数年、けっこうお祭りで見かけるようになってませんか?

「やばい、また変なもの流行らせちゃった?w」と思ったけど、女性誌とか見てても浴衣にスニーカー女子が載ってるんですよ!

やっぱり時代と共に、快適な方向へと文化も流れていくものかな?

と、我が子たちに「浴衣スニーカー」を許しておいて、古きよき日本文化の時代による変化をちょっと切なく思う母。

今回は、「浴衣にスニーカーはあり?」をテーマに、浴衣でもコーデバランスがよく、長距離長時間徒歩移動でも足が痛まない子供の浴衣とセット靴を紹介していくので、参考にしてください。

浴衣にスニーカーは非常識?

祭りだろうと浴衣だろうと下駄だろうと、走り回るのが男の子。

そして、「下駄で足が痛い!」と放り投げて、普段のはきやすいスニーカーに履き替える我が子。

足の皮向けてまで「下駄はきなよ!」なんて言う母、いるわけないですよね。

「浴衣にスニーカー?OKOK!」と何でもありになっちゃいます。

ただ、母にも流れる一筋の大和魂…

「浴衣にスニーカーって本当にいいのか?」と胸の中だけのちくりとした葛藤はあるんですよw

そこで、和文化として、浴衣にスニーカーがどのくらい「あり」なのか、はたまた「NG」なのかを歴史をさかのぼって調べてみました。

すると、着物にをコーデしていた、ある有名な偉人にたどりついたのです!

袴(はかま)に靴をはいていた坂本竜馬


日本の近代史を語る上で、裂けては通れない偉人の坂本竜馬さん。

NHKの大河ドラマなどでもよく登場する、明治維新期の歴史の要の人物です。

その風来坊振りが現代人にも大人気で、日本の教科書でもテレビでもネットでも、だれもがよく目にする坂本竜馬さん。

そんな坂本さんの、あの有名なお写真を思い出してみてください。

「写真は魂をとられる」とか言われてた時代に、そんな迷信には耳を貸さずにだらりとしたリラックスモードで台に体重をまかせた、あのゆるやかな袴姿の写真。

竜馬さんの足元見てください。

あれ?…??

そう、坂本竜馬さんの、有名なあの写真、足元をよくよく見ると革靴はいてらっしゃるんです笑。

蓮

さすが時代の風来児・坂本竜馬です。袴に革靴コーデとは、やりますな。

現代の私の「我が子に、浴衣にスニーカー、変じゃないかしら?」とドキドキしちゃってる器の小ささよ笑。

わたし同様に、我が子の破天荒ぶりが日本文化を突き崩すことに、撫子魂がちくちく痛んじゃってる心の弱いお母さん、ご安心ください。

竜馬がOKなら、現代でも浴衣に靴はOKです!スニーカーも大丈夫!

洋文化にどっぷりの現代日本でさえ、「浴衣にスニーカー大丈夫?」と心配になるのに、袴に刀をつけていたあの時代に、よくもまぁ…笑。

竜馬伝とかみてると、乙女さんの気苦労ばっかり同感しちゃう私ですよ。

でもまぁ、竜馬のように(早死にだけはしないで!)自分のやりたいことを、目をきらきらさせながらしていける、そんな男性に成長すると思えば、息子の浴衣にスニーカーもいいじゃないって思えます。

とはいっても、あまり浮かないものがいいですよね。

そこで浴衣でも、そこそこおかしくないように、見えなくもなくもない?

まぁ、ぎりOK?なスニーカーを、以下に紹介していきます!

浴衣にあうスニーカー

と、意気込んで「紹介します!」と言ってみたものの、我が子が浴衣とあわせているのはアシックスのゴアテックス…。

雨の日もはけるスニーカーってことで、我が家で何度もリピしてる、息子のお気に入りの一足でした。

雨の日の子供が「長靴はきたくない!」という方は、ぜひこちらの「小学生・雨の日の靴」の記事をご覧の上、アシックスのキッズスニーカーをご検討ください。

話を浴衣に合う靴に戻します。我が子の破天荒コーデに目がなれちゃった私には、実はどれが浴衣に合う靴なのか、正直もうわからんw

アシックスの蛍光イエロースニーカーが浴衣にあまりそぐわないことはわかります…。

ただ、通常浴衣に合わせる下駄のイメージを思い出すと、おのずと「浴衣に合うスニーカー」の正体が見えてきますよね。

浴衣にはハイカット丈があう


そう、下駄のときって足袋をあわせますよね。

その足袋の丈がちょうどショートブーツの丈なんです!

そして足袋は「白」色ですよね。

つまり、浴衣に合うスニーカーも、足首までの編み上げ丈で、なおかつ白を選べば違和感なく合うのではないでしょうか?!!

坂本竜馬のはかまと合わせてたブーツも、ショートブーツだったし。

竜馬のように浴衣が黒などの濃い色のときは、黒いハイカットのスニーカーを合わせるといいでしょう。

革靴でもいいけど、夏だし暑いし蒸れるしダサいし(本音)。

通気性のいい白のハイカットスニーカーが、一番見た目も和洋折衷だと思います。

ということも踏まえつつ、浴衣には白のハイカットスニーカーがおすすめ!

夏なので通気性のいいものを以下に紹介していきますね!

浴衣にコンバース女子最強!

なにこの女子たち?!!めっちゃかわいい!

浴衣にコンバースシューズを合わせています。

底面が安定して丈夫なコンバースは、歩きやすさも安定感があります。

その上、アメリカンファッショナブルなおしゃれ感も満載。まさに和洋一体型のコーデです!

コンバースという靴自体がもともと、はだしではくって人も多い「涼しげな靴」「夏のスニーカー」という印象ですよね。

はだしではいても、洗面所でゴシゴシ水洗いできちゃうコンバースの丈夫なキャンバス生地も、魅力です。

若い頃は私もはまった時期あったな~いろんな色をそろえちゃったりして。

そう、コンバースってなんか、下駄の鼻緒みたいにカラーバリエーションが豊富なところも、浴衣に違和感なく合わせられる由縁じゃないでしょうかね。

コンバースならキナリ!

浴衣にあわせるなら、キナリが最強じゃないかなと思います。

キナリのコンバース、一足持っておけば、他のどんなコーデにもたいてい合うから重宝しますよね。

カラーバリエーションが豊富なコンバースなので、浴衣の柄に合わせて色を選んでもいいかもしれません。

でも夏が終わったら、普通に洋装とあわせるから…やっぱりキナリかブラックが無難じゃないかな。

浴衣にキッズ・コンバース

浴衣にコンバース、合うじゃない??!と興奮しすぎて忘れていたけど、子供靴を紹介してるんでした。

キッズコンバースもちゃんとあるのでご安心を!

こうして比べてみると、上に紹介した平たいコンバースよりも、ちょっと編み上げブーツ的な、足元カバーのコンバースの方が浴衣にあうと思いませんか?

ママの好みも反映されそうですね。ファッションは自由なのでお好みで!

浴衣に俊足

これ我が子のスタイル。おしゃれ女子がやると、上記写真のように違和感ないのかしら。

息子は浴衣に俊足とか、浴衣にアシックスのキッズスニーカーを合わせてます。

息子よ、ごめん、はっきり言ってですw

「いまどき」とか「かっこいい」とか無縁。

かっこ悪いわ、普通に

見慣れてるから違和感ないけど、わざわざさせたい格好ではないかな…。

でも上のツイッターの方のように「もえ?」てる人もいるみたいなので、お子さんの好きなスニーカーを選ぶのもいいと思いますよ!

そう、俊足のいいところは通気性です。浴衣を着る暑い夏でも、俊足の通気性は足が蒸れにくいでしょう。

今回は浴衣に合うスニーカーということで、ハイカットではないけどおしゃれなホワイトカラーをおすすめいたします!

キッズスニーカーはアシックス最強?

我が家は雨の日もばしゃばしゃ走れて足が濡れない、アシックスのゴアテックスが大好きです。

ということで、アシックスで白カラーでハイカットのスニーカーを探してみました。

そしてハイカットで足首までしっかりとベルトが付いているため、足のサポート力の高い上の商品がみつかりました!

これはなかなかレベルが高い!

通気性の面でちょっと不安は残るものの、長時間歩き続けるお祭りでも、この靴ならば足が疲れないでしょう!

アシックスの靴って、横幅や甲の面で遊び幅が大きいから、足が疲れにくいんですよね。

白もかわいいけど、普段使いも考えるとベージュもおしゃれ。色で迷ってしまう一品ですね。

ムーンスターのバネのチカラ

こちらは女の子に大人気の、真っ白スニーカー。

こんな綺麗なスニーカーを、きれいな真っ白のまま維持してはき続けられるなんて、奇跡としか思えない…。

男の子はあっという間に汚してしまいそうだから、活発な女の子におすすめの「バネのチカラ」のややハイカット?スニーカーです。

浴衣でも、足元が真っ白だと「足袋っぽさ」から違和感なくすごせるでしょう。

浴衣ドレスアイデア

浴衣に合うスニーカーコーデを探してたら、なんだか和洋折衷の「浴衣ドレス」がたくさんヒット。

たまに見かけますよね。特に小さな女の子。浴衣生地や柄をそのままいかしたドレスタイプの衣装です。

これ、「浴衣」と言えますか?

言っちゃいます?浴衣ドレスって…。

かわいい上に、この浴衣ドレスであれば、どんなスニーカーでも革靴でもサンダルでもドンと来い!って感じですね。

しかしこの浴衣ドレス、唯一合わないと感じるのは下駄じゃないでしょうかw

かろうじて浴衣要素を残しているのに、下駄に合わないってw

時代も平成。ファッションも文化も逆転現象おきまくりですね。

夏まつりに浴衣ドレスにスニーカーでおしゃれで走れるいいところりを叶えたい女子は、浴衣ドレスもご検討ください!

さいごに

さて…最後にでてきた浴衣ドレスのインパクトとカルチャーショックが大きすぎて、何のはなしか忘れちゃった笑

いやぁ…浴衣にスニーカーはいて走り回る我が子に、「いい?昔っからずーーっと守られてきた日本の文化を、わたしもキミも、次の世代に伝えていく役割があるんだよ…。」

なーんていつか話して、がんばって下駄や草履文化を維持したかった私ですが…。

浴衣ドレス…女の子のママも、育児のあらゆる段階で、時代の移り変わりに脳天かちわられつつも、子供の望むものを与えてやろう、みたいなジレンマを抱えてらっしゃるんだろうな。

なんて思ってしまいました。

何でもあり!ではなく、和柄や麻生地にこだわる浴衣ドレスや、せめて足袋を連想させる白いハイカットスニーカーなどで、細く長くでも、受け継いできた伝統を残せればいいですよね。…いいんでしょうか?

常に新しさを求めるファッション業界が、いつの日か地球と時代を一周も二周も回って、日本の玄関に下駄が並ぶ日が来るといいと望んでいる撫子魂をもつ私ですが、今日も元気にステテコにピンヒールで走ってます。

最後まで読んでくれてありがとうございました。