専業主婦でも保育園に入れたい!仕事探しのために保育園に入れるには?

子どもが生まれてから数年間育児に専念して、いざ仕事復帰しよう!と思ったのに、子どもがいるから面接いけないじゃん!と焦ってるママ、多いんじゃないでしょうか?

かく言う私もその一人でした…。

仕事を始める前は「専業主婦」だから、保育園に子どもを預けられず⇒面接に行けず⇒仕事を始められず⇒保育園に預けられない、という迷宮をぐるぐる回っていたんです。

蓮

「子連れで面接に行ってもいいでしょうか?」

OKの蓮

「…それはちょっと、ご遠慮ください」

なんて会話を繰り広げていましたよw

そう、専業主婦は子どもを見ててもらえない限り、仕事の面接にすらいけないのが現状なんですよ!

そこで今回は自分の経験をもとに、

  • 「専業主婦」は子どもを保育園に預けられるのか?
  • 預けられるパターンは?

などを紹介いたします。

    専業主婦が子どもを保育園にいれるとき

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    保育園の形態は大きく分けて「認可保育園」「認可外保育園」「認定こども園」の3つに分けられます。

    認可外保育園や、認定こども園は専業主婦でも子どもを預ける事が可能ですが、料金面で比べると認可園と比べると割高になってしまいます。

    収入に応じて保育料を算定してくれる認可保育園の方がリーズナブルで人気です。また、仕事を開始出来たらそのまま認可園に入れたい!という保護者も多く、仕事探しの段階から慣れさせるためにも、最初から認可保育園を希望する人が多いのが現状です。

    ただし認可保育園は「保育に欠ける」というのが入所の条件となり、誰でも申し込めば入れるという施設ではありません。

    入園希望者も多く、「待機児童問題」というのも話題となっていますよね。

    専業主婦は「保育に欠けている」という点からかけ離れているようにも感じますが、専業主婦の子どもでも保育園に入れることはできます。

    専業主婦の入所の条件。
    • 妊娠、出産
    • 就労
    • 親族の介護
    • 就学

      妊娠、出産

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      出産を控える専業主婦は「保育に欠ける」という認可保育園の入所条件に当てはまります。

      もちろん、出産を控えているから必ず入れるという訳ではなく、入所を希望する保育園の空き状況にもよりますが、働いていなくても、出産を控えている専業主婦は認可園の入所選考の該当者になるのです。

      しかし、仮に入所できたとしても、出産を理由に入所した場合は「出産予定日の前後8週間」という期限があり、その期限が満了すると中途退園という扱いになります。

      認可園は入園者を決める際、ママ、パパにそれぞれ10点ずつの点数をつけます。(2019年10月調査)フルタイム雇用であれば10点、出産が理由の場合は8点となり、両方の合計点数が高い家庭から優先的に入所が決まります。

      出産を理由に保育園に子どもを預ける場合、通常の入所願書に加えて「母子手帳の写し」が必要になります。

      ただし妊娠中であったとしても「入所の条件には当てはまるが、必ず入れる訳ではない」という事は頭に入れておきましょう。

      就労

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      専業主婦のママが仕事を始めるとなると、これは立派な「保育に欠ける」という条件に当てはまるので、保育園に入所の資格が得られます。

      しかし、先程も説明した通り、認可園は入所希望者にそれぞれ点数をつけて、点数の高い方から優先的に入所するというシステムとなっています。

      20点満点の家庭でも希望する保育園に入園が出来ないという事もあります。それくらい現代(2019年10月時点)は待機児童問題が深刻化しているのです。

      フルタイム雇用で10点満点ですが、仮にパートとして働くとなると、勤務時間などでも前後しますが、ママに当てられる点数は10点以下となります。

      今話題の「在宅ワーク」や「内職」なども立派な就労ですが、居住内就業(在宅ワークなど)は点数がグッと下がるそうです。

      働くことで保育園に入園する資格は得られても、働き方に次第で点数が前後するので、希望する保育園によっては入園が難しいという事も考えられます。

      親族の介護

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      自宅で育児をしながら、両親の介護も行なっているという専業主婦の場合、「保育に欠ける」という条件の対象となるので、認可保育園の入所資格が得られます。

      介護が理由の場合は、通常の入所願書に加えて、介護者の診断書なども必要になります。この診断書の内容によっては、保育の利用時間が限定されたり、希望する園に入所希望者が多ければ入所を見送られるという事もあります。

      もし介護者に障害者手帳などがあれば申請時の強い味方にもなりますし、診断書の内容に「常時介助が必要」などという文言が含まれていれば、「緊急性を要する」という事で、待機している希望者を差し置いて入園というケースもあります。

      就学

      今後の社会復帰を見据えて学校に通いたい、という専業主婦も「保育に欠ける」対象者となり、認可園の入園資格が得られます。

      入園が出来ても学業に当てる時間によって、保育の時間も限定されることもあります。職業訓練校に就学することで点数が上がるケースもあります。

       国((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構)や地方公共団体では、職業能力開発施設を設置し、あるいは、民間の専門学校などに委託して、主に雇用保険を受給している求職者の方を対象として職業訓練を実施しています。
       このほか、新規高卒者などを対象とした長期間の職業訓練や、在職中の方のスキルアップを行うための職業訓練も行っています。

      引用元:厚生労働省HP

      仕事探しのために保育園に入れる?

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      専業主婦が子どもを保育園に預ける条件として「就労」という条件を挙げました。

      しかし、よく考えると…

      • 「休職中、子どもはどうするの?」
      • 「面接で、『子どもは保育園に通っていますか?』と聞かれたらどうするの?」

      という疑問が浮かんできます。そうなんです!

      仕事を探している段階で子どもを保育園に預けていなければ何かと不便だし、

      子どもの預け先が決まっていない人を雇おうと思う企業なんて、そうそうありません。

      このケースを想定して、専業主婦が求職中の場合でも、認可保育園に入園の希望を出すことは出来ます。

      自治体によっても異なりますが、求職中の証明として、ハローワークから発行される「求職者カード」の写しを添付したり、派遣会社に登録する事で入園申請が可能になる場合もあります。

      入園が決まってから本格的に仕事探しをスタートさせたり、派遣会社に登録し、入園が決まってから実際に派遣先に仕事に行くというのも一つの方法でしょう。

      保育園に入れなかったらどうすればいい?

      出産、就労、就学、介護、いかなる理由であれ専業主婦が認可園に子どもを入園させるというのは、実際問題難しい部分が多いです。

      両親共に正社員として働いていても入園できないというパターンも多いので、「なかなか上手くいかない」と考えていたほうがメンタル的にも良いかもしれません。

      しかし、それでも預けたい、預けなければならないという場合は、以下のような選択肢も頭に入れておくと良いでしょう。

      もしも認可保育園に入れなかったら。
      • 無認可保育園
      • 幼稚園・認定こども園
      • 一時預かり・ベビーシッター

        無認可保育園

        無認可保育園は、認可園のように点数をつけて入園審査を行なうことがなく、保育園との直接契約となるので、仕事をしていない専業主婦でも入園が可能となります。

        しかし、認可園に比べて保育料が割高というデメリットがあります。

        参照元:厚生労働省「地域児童福祉事業等調査

        認可外保育園は、個人で雇うベビーシッターと月額料が変わらないケースも多く、専業主婦がパートに出るくらいでは取り戻せないくらいの高額です。この他にもイベント料が加算されるなどすると、何のために仕事復帰したのか?とわからなくなっちゃうんですよね。

        幼稚園・認定こども園

        幼稚園やこども園は、3歳以上が対象となる施設です。認定こども園は施設によっては0歳児から保育を行なっていますが、2歳未満児に関しては「保育」という扱いになるので「保育に欠ける」が入園の対象となります。

        しかし、3歳以上児からは幼稚園と同じ「教育」になるので、「保育に欠ける」が関係なくなり、就労していない家庭でも入園が可能となります。

        デメリットとしては、保育の時間が午前中で、その後も預けるとなると「預かり保育」扱いになり、料金がプラスされること。

        一時預かり・ベビーシッター

        事前の予約などが必要となりますが、必要な時に子どもを預かってもらえるというのは、何かと便利です。

        ただ、どう考えても高そうですよね…。経済的に苦しいから働きに出たいのに、高いシッター代金でせっかくの収入が相殺されては元も子もありません。

        けど、プロのベビーシッターの手で「母が側にいない時間も我が子が楽しく暮らせる」のは魅力です。

        ついでに幼児教育も施してくれるシッターさんなら嬉しい。金額が低ければ頼むのに。という方も多いはずです。

        私はシッターは頼んだことはないのですが、口コミ情報など調べてみたら首都圏ならば英語や幼児教育も一緒に取り入れてくれるピックシッターが人気だとわかりました。

        登録無料で1時間1,500円(最低2時間から)という格安でベビーシッターを頼めるので、登録だけでもしておけば、いざというときに助けになりそうですね。

        まずはこういうサービスを利用して、「仕事の面接」だけでもクリアすべきです。仕事さえ決まれば、保育園入所もスムーズに進むからです。

        特に核家族で子育て負担がママだけにかかってきているお家では、こうした制度を有効活用すると良いでしょう。

        デメリットとしては、預けられる子どもが環境になれないという点です。預ける相手も変わる場合もあり、場所になじみもない場所にたまに預けることになるため、預けるたびに泣かれるってことも起こりえます…。

        なので経済的に余裕のある方や、赤ちゃんがママ以外に慣れていないという方は、面接の時のために普段からちょこちょこ慣らしておくといいですね。

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        さいごに

        昨今の保育園事情は、「待機児童問題」や「保育士不足」などが先行し、入りたくても入れないという現状です。

        認可園に関して言えば、両親共に正社員として働いていても希望する保育園に入園できないことも多く、専業主婦が入り込むスペースは極少になってしまいます。

        だからと言って、「専業主婦は後回し」も「専業主婦を優先しろ」も違いますよね。大切なのは、本当に保育が必要な場合はしっかりとその旨を伝えることです。

        無認可保育園に入園したり、一時保育やベビーシッターなどの施設を利用することで、審査のポイントも上がることがあるので、保育の必要性を伝える手段としては有効です。

        本当に保育を必要とする家庭が利用できるように、保育業界も柔軟な対応ができるようになってほしいと思います。

        この記事はこの方に監修していただいております。

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