北朝鮮タンカーと瀬取り(密輸?してたベリーズってどこの国?瀬取りの意味も解説

タンカー 瀬取り







ニュースを騒がせている北朝鮮の『瀬取り』と呼ばれる密輸を、2月14日に日本の海上自衛隊が発見。

北朝鮮の船の積み荷を移し替えていたのは、「ベリーズ」国籍の船。

「ベリーズってどこ?」
からはじまる、ベリーズに関する疑問点を調べてみました。

以下を読んで、ベリーズという国と、なぜ北朝鮮の密輸に関わっているのかを、一緒に勉強していきましょう。

ベリーズってどんな国?

ベリーズ地図出典:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/belize/index.html

ベリーズは、中央アメリカ北東部に位置する、「カリブ海の宝石」と呼ばれる海とサンゴ礁の美しい国です。

写真を見ていると、まるでヘミングウェイが愛した中南米の姿をそのまま再現したかのような美しさ。
しかしイギリスの入植やその後の第2次世界大戦の混乱のすえ、1981年にやっと独立を果たすことのできた生まれたての国。

現在のベリーズ国王は、なぜかイギリスのエリザベス2世。
その他に実権のない総督がいますが、政治的な不安定さがうかがえる情勢ですね。

法整備や安全性は成長途上にある、犯罪の余地の多い国と言わざるを得ません。

位置は?

ベリーズという国は、メキシコの南。
グアテマラの東に位置します。

湾をはさんでホンジェラスにも隣接。

そもそも『瀬取り』(せどり)ってなに?

ニュースでたまに耳にする「せどり」って言葉。
どんな行為の事を指すのでしょうか。

瀬取りとは、海の上で、船から船へと荷の積み替えを行うことです。

江戸末期の日本では、長崎の出島でしか外国船と取引できないという決まりがありましたよね。
日本と取引したい多くの外国船と、同様に外国と取引したい日本の商人の船が、洋上で荷の積み替えをすることはよくあったようです。

貿易の一つの形として、『瀬取り』という言葉が生まれました。

瀬取りの何が悪いの?

しかしニュースではよく、瀬取り=罪・犯罪のように語りますよね。

瀬取りのいったい何が悪いのかを調べてみました。
すると、瀬取り自体は犯罪行為ではなく、禁止行為でもないことがわかりました。

ではなぜ、瀬取りが犯罪のように語られるのでしょうか。
それには、北朝鮮という国の性質が深くかかわっていることがわかります。

北朝鮮は国連から孤立し、ミサイル開発や核開発の疑惑が止まない国。
日本を含めた国連で、北朝鮮に対して『経済制裁』が行われています。

『国際連合安全保障理事会決議第1874号等を踏まえ我が国が実施する貨物検査等に関する特別措置法』が2010年7月4日に施行されました。 北朝鮮に出入りする船舶が北朝鮮への輸出入が禁止された核関連、ミサイル関連その他の大量破壊兵器関連の物資等を積んでいると認めるに足りる理由があるならば、公海上や我が国の領海内で当該船舶への立ち入り検査が可能となりました。

引用元:http://www.cistec.or.jp/export/keizaiseisai/saikin_keizaiseisai/index.html

北朝鮮に物資を輸出することが『経済制裁』に反する行為

つまり、日本を含めた各国が、ミサイルや核開発を実践していると思われる北朝鮮を支援するような物資を、北朝鮮に輸出していることを犯罪視しているという事です。

日本海域を通過しても罪に問われない安全なベリーズ国籍の船を利用して、実は海上で荷を積み替え(瀬取り)て、北朝鮮のミサイル開発支援行為をしている可能性があるということが、国際的な経済制裁に背いているということなのですね。

日本の海域で『瀬取り』してたの?

今回荷の積み下ろしをしていたのが、ベリーズ船籍のタンカーであったことが、海上自衛隊の撮影した写真から確認できたということです。
ベリーズ政府やベリーズ国籍民の関与は、確認できていません。

なぜベリーズの船が北朝鮮の船の隣に?

ベリーズ国籍のタンカーを発見したのは13日。
東シナ海で『瀬取り』中でした。

密輸の疑いのある北朝鮮の船と横並びになっていたベリーズは、遥か遠方の中央アメリカの国。

「何でこんな遠くにきたの?」って思いますよね。




協力したわけじゃなく、船を売っただけ?


上のツイートによると、このベリーズのタンカーは中国のものという情報もあるようです。

もしも中国がベリーズのタンカーを所有し、利用していたのなら、ベリーズ国や国民の関与は薄いと考えていいでしょう。

法整備の整っていないベリーズという小国だからこそ、密輸に適した船の調達先として、選ばれたのかもしれませんね。

今後日本は北朝鮮やベリーズにどう対処する?

まず、発見した日本の外務省は、この密輸に関して国連に報告。

ベリーズ政府に船の流出経路を確認するかもしれません。

しかし概ねの見方では、今回の密輸の首謀がベリーズでない可能性が高く、引き続き監視強化と密輸についての調査が行われることでしょう。




さいごに

ここまで読んでくださってありがとうございました。

ベリーズという国そのものは美しくて観光に足を伸ばしてみたいほど、魅力的な国です。
国際的な法整備をととのえて、是非観光大国として成長していってくれることを願います。

また、自分の疑問点などあれば記事にまとめていきたいと思います。
今後も是非、お越しください。

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